分娩時骨折ぶんべんじこっせつ

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子どもの病気
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医師監修

分娩時骨折とは

分娩時骨折とは、出産の際に生まれてくる子供に発生する可能性のある骨折のことを言います。
色々な種類の骨折が想定されていますが、具体的には鎖骨骨折や上腕骨骨折、そして頭蓋骨骨折などが発生する可能性のある骨折として知られています。これは分娩の中で一定の確率で発生しています。

分娩時骨折の症状

分娩時骨折の内、最も多く発生する可能性があるのは頭蓋骨骨折であり、10~20%程度の発生率になっています。産道を通る時の圧力で骨折することもありますが、鉗子分娩によって発生することも多いと言われています。

その内容としては線上にひびが入る線状骨折と、頭蓋骨の一部が陥没してしまう陥没骨折の二種類がありますが、多くは線状骨折です。線状骨折の場合には特に症状もなく自然治癒しますので特に治療を必要としませんが、鉗子分娩の結果陥没骨折を発生した場合には程度によっては手術が必要になるケースもあります。

陥没骨折した部分を吸引することによって修正することが出来れば良いのですが、上手くいかない場合には手術による整復が必要になるのです。

分娩時骨折の原因

分娩時骨折の内、手術が必要になる可能性を孕んでいるのは陥没骨折であり、その発生原因については鉗子分娩であると考えられています。鉗子分娩はその方法が必要であるということから行われるものですが、その圧力により骨折部の下に硬膜外出血を伴うことも懸念されています。この場合、程度がすぎれば脳挫傷を伴うこともあるのです。
これは鉗子分娩が原因ではありますが、そうするしかなかった場合には避けることの難しい問題となります。陥没骨折で脳挫傷を伴う場合には呼吸が止まる、吐く等の症状が出ることが多いので、呼吸や循環器の管理、痙攣の抑制などの身体管理が必須になってきます。一般的にはこの様なリスクが最初からわかっている場合にはより安全な出産方法を選択することになります。

分娩時骨折の治療法

分娩時骨折を予防するというのは、リスクの高い鉗子分娩をより安全性の高い出産方法を選択するということと同義です。通常分娩で安全に出産することが出来ればそれが一番ですが、それが難しいという場合にはリスク回避のために他の方法が選択されます。
例えば帝王切開はその様な方法の一種です。しかしこの方法は母体へのダメージが大きく、必ずしも最良の方法とは言えません。しかし安全を優先するために出産時のリスクを最小にするために帝王切開と言う方法を医師と相談の上で選択するということは珍しいことではなくなってきています。
損傷を受けた場所や程度で治療は様々ですが、対症療法やリハビリテーションが主な治療になるでしょう。
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