心室頻拍しんしつひんぱく

カテゴリ
循環器の病気
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医師監修

心室頻拍とは

心室頻拍は心室で電気的刺激が連続して発生することや、電気が回る回路ができてしまうことにより頻脈を起こすことを指します。心室頻拍中に心電図波形が変わる多形性心室頻拍や30秒以上続く持続性心室頻拍は心臓突然死のリスクとされています。

心室頻拍の症状

通常、人間の心臓は一定のリズムを刻んでおり1分間に60から100前後が通常のリズムです。驚いたときなどには一時的に心拍数は跳ね上がりますが、高くても140から160くらいの数値からゆっくりと下がっていき正常値に収まっていくのが普通の状態です。
心室頻拍は心室期外収縮と呼ばれる何らかの電気的な興奮が加わることにより心室の部分に発生する不整脈で、心室期外収縮が3回以上短時間に起こった場合をそう指します。リズム自体は規則正しく心臓が非常に速いリズムを刻みます。
症状は、脈が飛ぶような感じやドキドキ感が続くことなどがありますが、自覚症状がほとんどないこともよくあります。心室頻拍は軽度であれば経過観察する程度ですむこともありますが、心臓の鼓動が速く維持する場合に重大な病気にもつながりやすい状態になるので要警戒します。心臓になんらかの病気を持って併発している場合の頻拍は悪性なので緊急治療が必要です。

心室頻拍の原因

心室頻拍の要因としては、まず心臓自体になんらかの重大な病気を抱えている場合があります。病気としては心筋梗塞や拡張型心筋症、心サルコイドーシスと呼ばれる心臓にできる肉芽種というできものからなってひき起こす頻拍などがあります。
また、心室頻拍は健全な心臓またははっきりとした心臓の病気を抱えていない場合においても症状を引き起こす可能性があり、一見原因がはっきりしないように見えるこの頻拍の症状を突発性心室頻拍と呼びます。心室の部分の筋肉がなんらかの原因で変性して異常と呼べる電気的興奮が常時起こったり、心室の筋肉に異常な電気回路が生じることで頻拍が起きたりすることが原因となっています。上記に挙げたいずれのケースにおいても突然死を引き起こす可能性がないとはいえないので、ひどくなる前に治療を要します。

心室頻拍の治療法

心室頻拍になるという場合においては日常生活に心臓に負担をかけることは症状を起こす引き金になりますので、できるだけ心臓に負担をかけない生活を心がけて実行しておくことが大切です。様々な抗不整脈薬は存在していますが、薬が自分に合うかどうかについては人によるので薬を場合によっては変えながら自分に合った抗不整脈薬を見つける以外の方法は存在しません。
また、心室頻拍にならないための予防としてはきちんとした生活習慣を心がけておく必要はあります。過剰なストレスを与えることやタバコの吸いすぎ、酒の飲みすぎ、食べ過ぎなどは禁物です。食事療法もあり、肉製品や乳製品などといった動物性脂肪を過剰に摂取しない生活をとることで改善できる場合も多いです。

心室頻拍の治療は、抗不整脈薬の内服や、カテーテルによるアブレーション術があります
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