心臓腫瘍しんぞうしゅよう

カテゴリ
循環器の病気
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医師監修

心臓腫瘍とは

心臓腫瘍は心臓に発生した腫瘍のことで、70〜80%が良性腫瘍、20〜30%が悪性腫瘍と言われています。
良性腫瘍は粘液腫と横紋筋腫、繊維種や脂肪腫などの分類があり、このうち粘液腫の頻度が最も多く占めます。
悪性腫瘍には原発性と転移性とがあり、原発性のものの多数は悪性中皮腫、肉腫です。転移性は、肺がん、乳がん、悪性リンパ腫からのものが多いといわれています。
原発性心臓腫瘍は全剖検例の0.05%程度ですが、悪性腫瘍の場合は死に至る場合もあり、注意が必要です。

心臓腫瘍の症状

心臓腫瘍の症状は、これといった特有の症状はありません。腫瘍の部位によって、他の病気と似たような症状が見られるという特徴があります。
  
例えば、良性腫瘍の中でも粘液腫は、血液の流れを止めてしまうため、発熱や関節痛などの、リウマチに似た症状や、気絶や失神から急死してしまうなど、死に至る場合もあるため注意が必要です。
  
筋肉の中に発生する横紋筋腫は、乳幼児に多く、不整脈などの症状は幼児には分からないため、見過ごしてしまったり、検査をして初めて心臓腫瘍と判明したりする場合もあります。全く症状が現れず気づかないで過ごしてしまう場合もあります。

心臓腫瘍の原因

心臓腫瘍の原因は原発性と転移性、そして遺伝性が考えられます。原発性の場合は心臓そのもので発生することが原因と考えられていますが、詳しい原因については不明で、現在でも研究が続けられています。
  
転移性の心臓腫瘍の場合は、体内にある悪性腫瘍が血液によって運ばれることによって発症し、胃がんや乳がん、肺がんや腎がんなどが挙げられます。その中でも、肺がんからの転移が多いことが分かってきています。
  
また、粘液腫は遺伝性が原因の一つとも考えられており、20代の男性に多く、再発率が高いため注意が必要です。遺伝性でない粘液腫は、40~60代の女性に発症しやすいことも分かっています。

心臓腫瘍の治療法

心臓腫瘍は、腫瘍の転移によって発症するため、心臓腫瘍を予防するためには、飲酒や喫煙などの日常生活の見直しや、規則正しい生活を心掛けることが予防につながります。適度休息や睡眠、バランスの取れた食事など、健康を意識した生活を送ることが重要です。
  
また、心臓腫瘍の症状は、他の病気と似たような症状が現れるため、見落としがちになってしまいます。定期的な健康診断や、体の異変を感じた時は早めに受診をし、早期発見、治療をすることが重要です。
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