お肌のトラブルは数えきれないほどあり、私たちを悩ませますが、その中でも多くの方が気になるものの一つが、乾燥ではないでしょうか。おまけにお肌がひどく乾燥してしまうと粉が吹いたようになる場合があり、こうなると気分も落ち込んでしまいますよね。

そこで今回は、このお肌が「粉がふく」原因と対策について医師に解説していただきました。

夏場も乾燥する人が急増中!

お肌の乾燥は、しわなどの原因になるばかりでなく、ひどくなると顔やすねなどの表面に粉が吹いたようになり、こうなってしまうとお化粧のりもかなり悪くなり、老けた印象を与えることにもなります。

特に冬になると、こういった悩みを持つ方は多くなりますが、最近は冷房の普及によるオフィス内の乾燥などで夏場でも皮膚に粉がふいてしまう、というお悩みを耳にすることが増えているように思います。

乾燥を放っておくちシミやしわになる…!

皮膚科学的には、この顔の表面にポロポロ出て来る粉は、落屑(らくせつ)と呼ばれており、皮膚の表面から落ちた、皮膚の細胞の死骸ということになります。

お肌の状態がよければ、角質層はお肌の強力なバリアーとして働き、内部に潤いを保ってしっとりつやつやした肌を維持することができますが、真冬の厳しい寒さや乾燥によってお肌に強いストレスがかかると、健康な角質層が作られなくなってしまい、お肌を守ってくれる機能が著しく低下してしまいます。

このような状態になると、お肌に対するあらゆる刺激、日常浴びるレベルの紫外線や、ホコリ、花粉、あらゆるものがお肌に直接のダメージとなってしまうわけです。こうなると、将来的なシミ、しわの生成を加速してしまう可能性もありますから、すぐに対策が必要です。

まずは保湿を心がけよう!

この場合に何よりも大切なのは保湿です。出来れば一日数回以上、ローションによる保湿と、ワセリンや尿素配合クリームなど、保湿効果の高いクリームによるしっかりした保湿を行いましょう。ローションパックなどもお勧めです。また、日頃の食事でビタミンやタンパク質などをしっかりと摂ることも大切です。

【医師からのアドバイス】

夏も冬も、お肌を守る基本は紫外線対策と保湿です。うっかり怠って、のちのち後悔を残さないようにしたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)