小さいころ「湯冷めしないように気を付けなさい」と、一度は親に注意されたことがありますよね。お風呂上がりに起こす“湯冷め”は、風邪や動悸だけでなく、快適な睡眠をも妨げる原因になります。
普段冷え性で悩んでいる人は症状が悪化する可能性もあるため、特に注意が必要です。

今回は、湯冷めを防ぐ方法や身体を温めることの大切さについて、内科医の吉田菜穂子先生に解説してもらいました。


内科医:吉田菜穂子先生


「湯冷め」という言葉があるように、お風呂上がりには身体が冷えやすく、これがさまざまな不調を起こすきっかけになることがあります。
身体を温めることで得られる3つの利点と、湯冷めを防ぐ方法について、みていきましょう。

≪利点1≫ 質のよい睡眠にスムーズに入れる



40℃以上の湯につかると、皮膚表面だけでなく、身体の深い部分の体温(深部体温)が上昇します。身体や脳が休まる質のよい睡眠は、この深部体温がゆっくり下がっていくことで得られます。
しかし入浴直後は体温も深部体温も急激に下がっていきやすく、穏やかな入眠を妨げる原因になるため、入浴後はしっかりと身体を温めるようにしましょう。


≪利点2≫ 冷えを緩和する



冷え性の人は、入浴後の皮膚表面の体温と深部体温の低下によって、冷えによる症状が出やすくなります。症状には個人差がありますが、腰痛や腹痛、月経痛、肩こりなどを訴える人が多いですね。
浴室と浴室外の温度差が大きい冬場は、入浴後に急激な体温低下が起こらないように、速やかに身体を拭き、衣類を着て、冷えを防ぎましょう。


≪利点3≫ 血流の急激な変化による症状を防ぐ



入浴中は皮膚表面の血管が拡がっているため、皮膚を流れる血液量が増え、内臓や脳を流れる血液量が減っています。ところが、入浴後は反対に、皮膚表面を流れる血液量が減り、内臓や脳を流れる血液量が増えていきます。
この現象が急激に起きると、のぼせや動悸を起こすことがあります。不快な症状を防止するためにも、入浴後は身体を温め、急激な体温の変化がないようにしましょう。


身体が冷えやすい冬こそ、入浴後に身体を温めることが大切なのですね。
そんな“あったか生活”を応援してくれるのが、日々の暮らしに欠かせないさまざまなアイテムを展開する「イオン」
この冬、イオンが提案する『温か生活』では、「足もと、眠り、めぐり、お風呂、首まわり、食べる」の6つのテーマに注目して、こだわりの商品をラインナップしています。

その中でもDoctors Me編集部が注目したのが「食べる、首まわり、眠り」の3つの要素。それぞれのテーマごとに、編集部がオススメする厳選品をご紹介しましょう。

身体を温める食材“生姜”を味方に!

“生姜(しょうが)”といえば、血行をよくして身体を芯から温める効果が高い食材として有名ですね。まさに冬の救世主ともいえる、この生姜がたっぷり入った飲み物をご紹介します。

「しょうが紅茶」
まろやかな味わいが特徴の佐賀県産の茶葉に、熊本県・高知県産の乾燥生姜をたっぷりブレンド。血流を高め、身体を芯から温める効果のある乾燥生姜で、冷やさない身体をつくります。

“首の冷え”にサヨウナラ

首周りは身体のなかでももっとも寒さを感じる部分といわれています。さらに太い頸動脈が通っているため、そこが冷えてしまうと血流やリンパの流れが悪くなり、身体全体の冷えを引き起こすことになります。そんな“首の冷え”を改善するアイテムがこちら。

「ネックマッサージャー HM-141」
首をふんわり包み込むように設計された、コンパクトサイズのマッサージャー。じんわりと温めるヒーター機能搭載で、筋肉を温めながら、しっかりコリをほぐしてくれます。

“質のよい睡眠”へ導くアイテム

身体を温めながら、ゆっくりとした体温低下とともに眠りに入ることができれば、目覚めのよい朝を迎えることができます。ここでは温かく眠るためのアイテムを2つご紹介します。

「洗える羽毛掛ふとん」
自宅の洗濯機で繰り返し洗える、画期的な羽毛ふとん。汗や汚れだけでなく、ダニやホコリなども水洗いですっきり。
洗濯機で洗えるのはシングルサイズのみ。セミダブルとダブルは手洗いになります。


「あったかカラフル湯たんぽ」
ふわっとした気持ちのよい肌触りのカバーは洗濯ができるので、いつでも清潔に使えます。デスクワークや夜ふとんに入れても使いやすいコンパクトサイズが魅力!

いかがでしたか? 体調を崩しやすい冬、湯冷めして風邪を引いてしまった!なんてことがないように、しっかり身体を温めながら体調管理していきましょう!

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(北海道、九州、沖縄地区除く)

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内科医:吉田菜穂子


群馬大学医学部卒。東京大学大学院医学系研究科内科学専攻修了。
東京大学医学部附属病院、早稲田大学生命医療工学研究所客員准教授等の研究・教育職を経て、現在は複数の労働現場で嘱託産業医として勤務。日本野菜ソムリエ協会認定・野菜ソムリエ。



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