咳・くしゃみをした勢いで…

今年も寒い時期が到来しましたね。寒くなると、インフルエンザウイルス感染症を含めて様々な風邪が流行します。風邪の症状としては、発熱、鼻水、咳、痰やくしゃみなどがあります。

風邪をひいて、咳・くしゃみをした勢いで、尿失禁(軽い尿もれ)を経験する女性も多いと思います。
それでは、なぜ咳をしただけなのに、尿失禁をしてしまうのでしょうか?風邪症状と、尿失禁なんて、結びつかないですよね…。しかし、そこには以下のような背景が関係しているのです。

咳をすると、尿失禁をしてしまうのはなぜ?

尿失禁とは、自分の意志とは関係なく尿がもれてしまうことを意味します。また、これにより社会的・衛生的に支障を生ずるものが尿失禁の定義です。実際に悩んでおられる方は、多いのですが、恥ずかしさもあり、、消極的な対処をされている方が多い現状があります。

尿失禁の様々な症状

大きく別けると次の4つに分類されます。

1. 腹圧性尿失禁
2. 切迫性尿失禁
3. 溢流性(いつりゅうせい)尿失禁
4. 機能性尿失禁

以上4つの中で、咳やくしゃみをした際に失禁してしまうものは、「腹圧性尿失禁」といいます。咳やくしゃみをした際だけではなく、急に立ち上がった時や、重い荷物を持ち上げた時など、お腹に力が入ったとき(腹圧がかかったとき)に尿がもれてしまうのが、腹圧性尿失禁なのです。

このとき、一般的に強い尿意は感じにくいようです。女性の骨盤の底にある筋肉(骨盤底筋群)が弱り、膀胱や尿道など、骨盤の中にある臓器をきちんと支えられていないために起こる尿失禁です。妊娠や出産のために骨盤底筋が弱くなることもあるし、老化、肥満も弱化の要因となります。

そのために、女性がメインで起こる尿失禁なのです。実は、女性の4割を超える2000万人以上が悩まされており、上記のように加齢や妊娠出産を契機に出現する、というように言われております。

最近注目の尿失禁

また、「急に強い尿意を感じる」「トイレまで間に合わない」「夜中に何度も尿意を自覚する」という症状として最近注目されているもので「過活動膀胱」といわれるものがあります。尿が膀胱内に、それほどまで貯まっていないのに、膀胱が勝手に収縮を始め、尿意を感じさせてしまうのです。この原因で、本当に尿がもれてしまうのが「切迫性尿失禁」と言われます。切迫性尿失禁までににならなくても、40歳代以降、女性を中心に過活動膀胱に悩まされていると言われております。

尿失禁には、どのような治療法があるのでしょうか?

軽い「腹圧性尿失禁」の場合は、骨盤底筋体操、つまり、尿道のまわりにある外尿道括約筋骨盤底筋群を強くすることで、尿失禁の改善が期待できます。
しかし、そのような訓練など手術しないで治療する方法(保存的療法)では改善しない場合や、症状の軽くない「切迫性尿失禁」の治療には、薬剤による治療をする場合もあります。

このように尿失禁の種類や程度により、治療法は様々変わります。尿失禁は生命に直接影響する病気ではありませんが、生活の質を低下させてしまう症状の一つなのです。

尿失禁対策、おすすめアイテム!

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