日本人の死因で多い脳卒中、心臓病も生活習慣病!?

生活習慣病とは、食事や運動、ストレス、飲酒や喫煙などの生活習慣がその病気の発症や進行に深く関わっている病気を指しますが、例えば糖尿病、高血圧症、脂質異常症、心臓病、肥満や脳卒中などがあります。

日本人の死因として多い脳卒中や心臓病(特に心筋梗塞など)、がんなどにも多くの生活習慣が関連していることがわかっており、元気で長生きするために生活習慣病対策は欠かせません。それでは早速、その対策法を見ていきましょう。

1.太り過ぎない

BMIで22を理想とし、18以上25未満を正常域と考えます。BMIの計算の仕方は体重(kg)÷身長(m)×身長(m)になります。

肥満は身体に必要以上の脂肪をつけてしまっている状態です。内臓に大きな負担をかけることが知られているうえ、最近の研究では、過剰な脂肪細胞そのものから有害な物質が産生されているとも言われています。

特に、お腹周りが太くなるいわゆる「リンゴ型肥満」と呼ばれる内臓脂肪型肥満は生活習慣病のリスクが高いことが知られています。肥満を避けるためには適正なカロリー摂取と運動習慣が欠かせません。

2.運動を生活に取り入れる

必ずしもハードなスポーツである必要はありません。電車の駅をひとつ前で降りて一区間分歩く、あるいは休日の外出にハイキングなど運動を取り入れるといった方法でも十分に効果があります。

また、日常生活の中で、できるだけ階段を使う、きびきび動くようにする、といった小さな心がけでもずいぶん差が出てくるものです。一日一万歩を目指しましょう。

3.規則正しい生活

簡単なようで難しいことでもありますが、以下の点はとても大切なことです。

・決まった時間に起きる
・一日3食バランスの取れた食生活を心がける
・できるだけ一定の時間に就寝して十分な睡眠時間を確保する

食事の面では、糖質、脂質の摂り過ぎに注意し、野菜を十分にとって、ビタミンやミネラルをたっぷり摂取するようにしましょう。野菜はローカロリーで、ボリュームがあり、噛みごたえもあるので満腹感を感じやすく、適正な体重維持にも役立ちます。

また、睡眠も生活習慣病予防を語る上で、欠かせません。 睡眠が足りないと精神的にも不安定になりやすく、ストレスもたまり、夜食などで肥満にもつながります。

4.禁煙、節酒

喫煙は肺がんなどのリスクを高めることが知られていますが、動脈硬化を促進し心疾患にかかる可能性も高くなります。

アルコールは、飲める体質の方でも週に2回は休肝日を作り、アルコール換算で一日20gを超えないようにします。

上に述べたような4項目を守ることで、生活習慣病から遠ざかることができます。

【医師からのワンポイントアドバイス】

また、最近生活習慣病との関連で注目を集めている物質として、ALA(5-アミノレブリン酸)があります。

ALAは細胞のミトコンドリア内でつくられるアミノ酸の一種で、ALAを摂取することにより、ミトコンドリアの活性が高まり、内臓脂肪を減少させたり、空腹時血糖と食後血糖が改善するという研究成果が学会などで発表されています。

ALAは黒酢やワイン、納豆などの発酵食品に多く含まれますが、毎日継続して摂取するには、サプリメントなどを取り入れるのもいいかもしれません。

毎年、健康診断前にダイエットをしたり、お酒を控えたりする方も多いようですが、普段から生活習慣病対策をしっかり行って、ぜひ直前に焦らなくてもすむようにしてください。

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