ハント症候群はんとしょうこうぐん

カテゴリ
耳の病気
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医師監修

ハント症候群とは

ハント症候群(膝神経節帯状疱疹)とは、顔面神経膝神経節に潜伏していた水疱・帯状疱疹ヘルペスウイルスが再活性化したため、片側の顔面神経や耳や耳介の周辺もしくは、軟口蓋に感染し発症する病気の事で、耳の痛み、顔面神経の麻痺、外耳の小水疱性発疹、味覚障害などが起こります。発症後10日という早い時期に神経の変性が完成してしまうため、麻痺が残存する可能性が高い疾患です。1日も早く診断しステロイドと抗ウイルス薬の投与を行うことが後遺症を減らすために有効とされています。

ハント症候群の症状

ハント症候群の症状は、普通、片側におこり、耳の聞こえが悪くなったり、耳鳴り、ふらつき、めまいがしたりします。さらに、耳介や外耳道に痛みを伴い、時期に赤みのある水疱やかさぶたが生じます。
  
或いは、ある日突然に顔の片側が動かなくなり、顔が歪んだり、片方の目が閉じれなくなったり、口の開閉が困難になったり、飲み物を口の中に入れた時は、麻痺側に溜まりこぼれ易く、物を飲み込む時に痛みを生じたりと、顔面神経麻痺が生じます。
  
さらに、同じ側の涙の分泌低下、味覚の低下、物音が大きく響いたり、割れるように聞こえたりなど聴覚が敏感になることもあります。また、激しい頭痛、顔面痛などが生じたり、平衡感覚がなくなるなど様々な障害を引き起こします。

ハント症候群の原因

ハント症候群の原因は、水痘・帯状疱疹ウイルスが片側の顔面神経や耳や耳介の周辺もしくは、軟口蓋に感染する事により発症する病で、また、帯状疱疹の合併症としても知られてます。また、疲労、身体的ストレス、免疫力の低下により、抵抗力が落ちたり、或いは、日射病、糖尿病の悪化などが原因になる事もあると言われています。
  
みずぼうそうに一度かかると、実は治った後もそのウイルスは、いろいろな神経組織に何年も潜んでいる場合があり、抗体や抵抗力の落ちてきた時に皮膚や粘膜ににウイルスが活性化し、体の神経の形に沿うように帯状に症状が現れます。それが帯状疱疹と言われます。帯状疱疹が、耳やその周りの神経に沿って症状が出た場合は、その近くにある顔の神経までが影響を受ける事になります。

ハント症候群の治療法

ハント症候群の予防は、まずは、免疫力低下を防ぐため、疲労やストレスを溜めないように、日頃からの生活習慣に気を付ける事が大事です。また、ハント症候群は、いったん発症すると完治しない事も少なくなく、また、後遺症は、精神的にとても辛く生涯に渡り大きな負担が続くと言われてます。
  
まずは、水痘にかからないように、幼少時代に水痘ワクチン接種をする事が重要です。また、水痘既往の経験のある成人も、定期的に水痘ワクチン接種をする事で予防につながります。
少しでも症状に気づいたら、耳鼻咽喉科に行って受診する事が早期発見となり、大事に至らずに済む事にもなります。
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