淋菌性結膜炎/膿漏眼の症状

淋菌性結膜炎の症状として、成人した大人は性行為の数日後にひどい結膜充血が起こります。真っ赤に腫れ上がったり浮腫ができたり、また目が痛むこともあります。
新生児の場合は、生まれて3日~4日以内に、大人と同じように目の充血や浮腫、痛みが起こります。両目共に起こることが多く、瞼が赤く腫れ上がり目を開けていられない状態になってしまいます。
  
大人も新生児も共通して見られる症状として、大量のクリーム色の濃い眼脂が出ることが、淋菌性結膜炎の特徴のひとつです。
またこの症状を放置するなどして重症化してしまうと、角膜に穴があいてしまう角膜穿孔という状態に至り、その結果失明することもある恐ろしい目の病気です。特に高齢者は重篤になりやすく2割近く角膜穿孔が起こる可能性があります。

淋菌性結膜炎/膿漏眼の原因

淋菌性結膜炎の原因として、新生児の場合は母親が淋菌を持っている場合に、生まれて3日~4日以内に起こります。母親が淋病に感染していないかどうかを調べる必要があります。母親が淋菌を持っている場合、産道感染して起こる病気です。
  
また成人した大人の場合は、性行為によって起こります。相手が淋病に感染していたり、自分が淋菌を持っている場合に、精液や膣液、粘液や唾液などにより発症するので、性感染していないかどうかきちんと把握しておく必要があります。
  
淋菌に触れた手の指やペニス、精液などが目に入ることにより、淋菌性結膜炎が起こります。
潜伏期間は短く、目は無防備なので、症状が表れるのは1日から3日と早いです。

淋菌性結膜炎/膿漏眼の治療法

淋菌性結膜炎の予防として、まず妊婦の場合は母親が淋病に感染していないかを調べる必要があります。
  
成人した大人が淋菌性結膜炎にかからないためにも、何よりまず、不特定多数の相手との乱れた性行為は慎むことが大切です。男性の場合は風俗で淋菌に感染する場合もあります。
淋菌はオーラルセックスでも感染しますが、コンドームの装着が予防につながります。
  
淋菌性結膜炎の場合は、淋菌が目に入ることで発症してしまうので、行為の最中に目をこすったり、精液が入らないようにします。淋菌感染者との性行為に気を付けることが何よりです。

治療は抗菌点眼薬の頻回点眼を行います。また点眼治療の間に生理食塩水などで目を頻回に洗うことも推奨されています。