雪眼炎の症状

雪眼炎の症状は、スキーなどのウインタースポーツをしている日中は、あまり自覚症状がなく、紫外線を浴びた6時間~24時間後の夜間に、急に眼がコロコロしたり、白眼が充血して、まぶたが腫れたり、角膜は沢山の神経があるため、強烈な眼の痛みを伴ったりします。また、まぶしさを強く感じたり、涙が出て止まらない、眼が開けられなくなるなどの症状のケースが多いようです。
角膜の表面には軽く白い濁りが生じ、神経がたくさんある角膜上皮がはがれ、角膜の表面に沢山の小さな傷ができた状態になったりします。傷が治るまで痛みはとれず、そのまま放置していると、傷口から細菌が感染する事もあります。ひどい場合は、視力低下なども引き起こす事もあります。

雪眼炎の原因

雪眼炎の原因は、主にスキーやスケート、スノーボード、などウインタースポーツをする時に、ゴーグルなど眼を保護せず長時間雪の中で過ごす事で、雪に反射した強い紫外線を沢山角膜に受ける事によって眼が日焼け状態になり炎症をきたす事で引き起こします。

通常日常生活で受ける紫外線よりも強いと言われ、強い紫外線を浴びると、神経がたくさんある角膜上皮がはがれ、角膜の表面に沢山の小さな傷ができた状態になります。また、年齢が上がってくると眼が紫外線に弱くなり、数時間雪の中で過ごすだけでも引き起こす場合もあります。他に登山や海水浴場、釣りなど紫外線の強い場所で何の眼の保護もせず長時間過ごす事で引き起こす場合もあります。

短波長線の人工光線、電気溶接の花火、水銀灯、アーク灯などの光にも強い紫外線が含まれているために、それが眼にさらされた事が原因で引き起こす電気性眼炎にも同じ症状があらわれます。

雪眼炎の治療法

雪眼炎の予防は、ウインタースポーツを楽しむ時や、紫外線が強い場所に行く時などは、必ずゴーグルやサングラスで眼を紫外線から守るようにします。横側からの紫外線防止のために顔の曲線に沿った形のものをお勧めします。
また、サングラスを選ぶ時は、色の濃いレンズだと光線を低下させる事で瞳孔が広がり、かえって隙間からの多くの紫外線を受けとめてしまうので危険性が高いものとなってしまいます。UVカット使用のものを選ぶ事がとても重要です。更に紫外線は、曇りの日でも必ず予防する事が大切です。
ウインタースポーツのみならず、外出時はお肌に対する紫外線対策同様、眼に対する紫外線防止の心掛けも大切です。