封入体結膜炎ふうにゅうたいけつまくえん

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眼の病気
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医師監修

封入体結膜炎とは

クラミジアという病原体により生じる結膜炎です。性感染症として成人に発症する場合と、クラミジアに感染した産道を通ることで新生児に発症する場合があります。性感染症の場合、内服治療やパートナーも含めた治療が必要で、眼科的には長期的な点眼治療が必要です。

封入体結膜炎の症状

結膜炎とは白目の上の透明な結膜の炎症のことを指し、炎症の原因が何であっても結膜の血管の拡張(充血)、流涙、眼脂(目やに)を引き起こします。

封入体結膜炎の症状は、通常は片方の目に症状が出ることが多いとされ、急性の結膜炎として目が充血し、粘液膿性眼脂(目やに)が出ることが特徴的です。瞼の腫れが起こり、下瞼の結膜に大きめのぶつぶつとした濾胞ができます。眼脂や充血、腫れなどの目の異常により視界がかすむことがあるともされています。

また、眼の症状のほかにも症状が出ている目の方の耳の前のリンパ節が腫れることがあり、これらには痛みが伴うことが多いようです。原因菌の潜伏期間は2~19日とされているので、成人では性交後にあらわれることが多く、新生児では産道感染により生後5~12日ごろに充血、眼脂などが起こります。

封入体結膜炎の原因

封入体結膜炎の原因となるものは、クラミジア・トラコマチスという細菌であり、血清型D~Kにより起こるとされています。潜伏期間は2~19日とされています。

この疾患にかかるときは、クラミジアの性器感染者との性的接触が原因となることが多く、通常、患者は発症前の2ヶ月以内に新しいセックスパートナーができていることが多いとされています。尿道炎や子宮炎症などの病原体であるクラミジアが性行為により性交相手から目に感染しておこります。まれに、汚染されたプールの水から感染することもあります。

性病感染者との性的接触以外に感染する場合もあり、母親が性感染症の場合、母親から産道感染をおこして新生児が結膜炎を発症することもあります。

封入体結膜炎の治療法

封入体結膜炎の原因は、クラミジアの性感染症の感染者との性的接触によって引き起こされるため、この病気を予防するためには、感染者との性的接触を避けることが必要とされています。

そのほかの性病に感染しないためにも、性感染症があるかないかの検査をすることが推奨されています。短時間でクラミジア抗原を検出する試薬セットが市販されているほか、保健所などでの検査も行われています。

相手に感染症があるかないかも重要ですが、新生児の場合は母親に性器がクラミジア感染症に感染していないかが重要となります。治療は、クラミジアに有効な抗生剤の点眼や眼軟膏でおこなわれ、完治には数週間かかるとされています。
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