医師監修

角膜異物とは

角膜異物とは、目の角膜に何らかの異物が入り込んだ状態のことを言います。異物はゴミや植物の種子や、石や鉄くずなど、さまざまな物が考えられます。異物をきちんと取り除くことができなければ、そこから細菌感染を起こして、重症例では視力が低下したり、角膜移植が必要となる場合もあります。

角膜異物の症状

角膜異物の症状として、痛みや異物感を感じると共に、涙が出てきます。
そのまますぐに異物を取りのぞかなければ、日ごとに目の痛みも増してきて、目が充血して赤く腫れてきます。目やにが出てきたり、視野がぼやけて物が見えにくくなります。またそのまま放置しておくと視力低下にもつながるので、注意が必要です。

入った異物によっても痛みや症状は変わってきますが、特に鉄の物体が刺さったときには気を付けなければいけません。鉄が目の中で錆びてしまい、角膜が茶色く染まってきます。
また異物から細菌感染を起こすこともあります。水で洗い流しても異物のすべてが除去できていない場合もあるので、早い段階に眼下を受診して治療を受けることが大切です。

角膜異物の原因

角膜異物の原因としては、強風にために土埃が舞い上がり、それに石やゴミが混ざって目の中に飛んで入ってくる場合などが考えられます。また空中を浮遊している植物の種子や鉄屑などが、ふとした拍子に飛んできて角膜に突き刺さることもあります。
そのほかにコンタクトが目の中で割れて、角膜に突き刺さることもあります。
  
掃除の最中や運動会、海岸や山の中など、アウトドアや自然の中でレジャーをする際に、こうした症状が起こりやすくなります。台風の日なども、強風の中外を歩く際には注意が必要です。
またこうした異物は、放置しておくと目の中で細菌が増殖して、感染症を起こして視力にまで影響を及ぼすことがあります。

角膜異物の治療法

角膜異物の予防対策として、まず目の中に異物が入らないように気を付けることが大切です。ツバのある帽子をかぶったり、傘や日傘をさすことで飛んでくる異物を避けることもできます。
  
また目の中に異物が入ってしまったときには、すぐに水道水で綺麗に洗い流すようにします。この時に決して、手でこすってはいけません。洗い流しても異物感が残るときやゴミが除去できない際には、清潔なハンカチや綿棒などを使用して、優しく異物を取り除くようにします。
目薬を点眼し、まばたきをして目薬でゴミを洗い流すのも効果的です。
また、眼科を受診することが安心です。
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