肺炎クラミジア感染症はいえんくらみじあかんせんしょう

カテゴリ
感染症
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

肺炎クラミジア感染症とは

肺炎クラミジア感染症とは、クラミジアによる肺炎です。咳によって飛まつ感染するもので、性器に感染するクラミジアとは別種ものです。肺炎クラミジア、トラコーマ・クラミジア、オウム病クラミジアがありますが、肺炎クラミジア感染症は通常は軽症のため、人獣共通感染症であり症状も重いオウム病クラミジアは含まれません。感染症法では、肺炎クラミジアとトラコーマ・クラミジアの2種類となります。特に、小児と高齢者に多く発症します。

肺炎クラミジア感染症の症状

肺炎クラミジア感染症は、誰でも1度はかかるほどのありふれた感染症です。症状は、風邪、急性上気道炎、急性副鼻腔炎、急性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患を主とする慢性呼吸器疾患および肺炎です。
しつこく長引く空咳が主症状であり、そのほかに、のどの痛みや鼻水などがみられます。高熱を発症する症例は稀であり、比較的経度です。
トラコーマ・クラミジアは、新生児や乳児期に発症することがほとんどです。成人では、性感染症として咽頭に感染しますが、免疫が低下しているとき以外では肺炎にいたることは極めて稀です。
クラミジア肺炎は、市中肺炎の1割を占めます。小児だけでなく高齢者にも多く発症します。家庭内感染や集団内流行がしばしばあり、学校や高齢者施設でも報告されています。男女差では、男性が60%で女性が40%の発症率で、男性がやや多い傾向があります。

肺炎クラミジア感染症の原因

肺炎クラミジア感染症に感染する原因は、咳による飛まつ感染です。潜伏期間は、3~4週間程度です。
トラコーマ・クラミジアは、生後6ヶ月未満(生後3~16週)の新生児および乳幼児が発症します。治療を行わなかった場合、感染した乳幼児のうち30%が肺炎になります。また、感染していた母親が治療を行わなかった場合は、50~70%の新生児に母子垂直感染(産道感染)します。
クラミジア肺炎では、咳による飛まつ感染で人から人へうつります。接触が密接な関係の中で小規模にゆっくりと広がっていきます。自然に治ることもあるため、知らないうちに感染・治癒していることも多くあります。高齢者は重症化の傾向があるので注意が必要です。

肺炎クラミジア感染症の治療法

肺炎クラミジア感染症の予防方法は、風邪の予防と同じように日頃から手洗いやうがいをすることです。体力が低下していると感染しやすくなります。

そのため、日頃から栄養のある食事と睡眠をしっかりとり、健康な状態を保つことが大切です。家族や学校・利用している施設などで発症が認められたら、ほかの人にも感染している可能性が高いので、風邪のような症状が出た場合は受診し治療をしましょう。

小中学校や高齢者施設での感染が多いため、それらの機関では特に注意が必要です。自分が感染した場合は、ほかの人に感染させないようにするため、必ずマスクを着用するようにしましょう。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • ユーザーの皆様へ:病気や症状について相談したい方は、こちらからご登録をお願いします
  • 専門家の皆様へ:病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください