唾液腺腫瘍だえきせんしゅよう

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医師監修

唾液腺腫瘍とは

唾液を作って分泌する唾液腺に腫瘍ができた場合を、唾液腺腫瘍と呼びます。良性の腫瘍がほとんどですが、時間が経つにつれ良性腫瘍ががん化してしまうことが多くあります。耳下腺で最も多く発症し、耳下が腫れたりしこりができたりします。

唾液腺腫瘍の症状

唾液腺腫瘍の症状は、発症した部位(耳下腺・顎下腺・舌下腺)の腫れ、もしくはしこりが発生します。腫瘍は、遺伝子の異常により、異常な細胞分裂がおこり、その部位が硬く盛り上がります。そのため、その部位に腫れやしこりとなって現れます。
  
耳下腺の場合には耳の下。顎下腺では顎の下に腫れやしこりがみられます。このしこりが急激大きくなる場合や痛みを伴う場合には、悪性腫瘍の可能性が高くなります。加えて、顔面神経麻痺症状が伴った場合には、やはり悪性腫瘍の可能性が高くなります。
  
悪性腫瘍の場合には、頸部リンパ節に転移する可能性があります。そのため、頸部リンパ節に転移していた場合には、頸部にしこりが発生します。

唾液腺腫瘍の原因

唾液腺腫瘍の発症原因はわかっていません。ただし、リスク因子と呼ばれているものがあります。あくまで唾液腺腫瘍になる可能性がある因子のことであって、この因子に該当するからといって、唾液腺腫瘍を発症するとはかぎりません。
  
このリスク因子ですが、高齢であること、頭頸部における放射線療法による治療、過去に職場等で発がん物質もしくは同類物に曝されていた場合の3つのリスク因子が言われています。

唾液腺腫瘍の予防/治療法

唾液腺腫瘍は、良性腫瘍・悪性腫瘍どちらの場合でも全身麻酔を伴う手術が必要となります。投薬治療はほとんどの場合行われません。
  
一番多い、耳下腺にできた腫瘍の場合ですが、顔面神経が耳下腺の中を通っており、良性腫瘍の場合には、顔面神経を避けて摘出を試みますが、悪性腫瘍の場合には、顔面神経も含めて摘出し、後に顔面神経の神経移植を実施します。
  
顎下腺の場合には、顎下腺の全摘出手術を行いますが、特に後遺症は見られません。悪性腫瘍の場合には手術後に放射線治療や抗がん剤治療を行う場合がありますが、これは転移や再発を防ぐために行われています。
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