- 相談者19歳/女性
-
19歳です。一週間前に血液検査をしたところ、LDL値が高くて心配です。看護師さんに 19歳でこれは……少し食生活に気をつけた方がいい と言われました。その時のLDLの値は170でした。私は今年の三月まで浪人していて、食生活も不規則でした。昼はウィダーインゼリーというゼリー状の飲み物で、夜は肉類飲みたべるという健康に良くない生活を１年間続けていました。もともと油っこいものや肉が好きだったので、小さい頃から肉は人より沢山食べてしまっていました。看護師さんから注意を受けたこともあり、これからは食生活に気をつけようと、ここ1週間は肉をなるべく食べずに、魚や、そばや、野菜をとっています。しかし、ネットで調べたところ、｢今まで肉を沢山食べていた人が急に魚を食べたからってコレステロールが減少するわけではない｣と書いてありました。 では、私のような者が自分の食生活を改善し、最終的に血中のコレステロールの割合、LDL値を下げる為には、具体的に何を食べればいいのでしょうか。
-
医師からの回答
- ご相談ありがとうございます。LDL値は体質的なものもありますが、やはり食生活は大切ですので、継続して魚や野菜を摂っていかれることですぐにではないにせよ変わっていくと思います。また、運動なども出来ればなおいいでしょう。
医師からの回答
- 相談者19歳/女性
-
続けて相談失礼します。
魚と野菜以外で、LDL値を下げるのに有効な食材として代表的なものはなんでしょうか。また、肉をもし食べるとしたら、悪玉コレステロールが産生されにくい肉の種類はなんでしょうか。
-
医師からの回答
-
色々とご心配でしょう。
レシチンは、血管壁にへばり付いた悪玉コレステロールを、
洗剤で洗うように血管壁から取り除き、
悪玉コレステロールを肝臓に戻す働きのある
善玉コレステロール（HDL）に引き渡せる状態にします。
結果として、LDLコレステロールが肝臓に戻って、
排せつ処理されることになりますので、
血液中のLDLコレステロール値が下がる、ということになります。
レシチンが多く含まれている食品は、
卵黄（卵黄レシチン）、大豆（（大豆レシチン））になります。
酢に含まれる酢酸は、
血中コレステロール値を下げることがわかっています。
酢でも、よりクエン酸が多く含まれる
「黒酢」「リンゴ酢」などが良いでしょう。
抗酸化物質であるポリフェノールは、自身を酸化させることで、
LDLコレステロールの酸化を防ぎ、
LDLコレステロールを再び肝臓に戻せる状態にし、
血清のコレステロール値の上昇を防ぐことができます。
このポリフェノールを多く含む食品としては、
赤ワイン、カカオ、コーヒーなどが代表的です。
ビタミンCはコレステロールを胆汁酸へと変化させる作用を持っており、
ビタミンCが不足するとコレステロールが
体内に溜まりやすくなってしまいます。
ビタミンCを多く含んでいる食べ物といえば果物でしょう。
特に柑橘類、イチゴ、キウイフルーツなどに多く含まれています。
肉食をすると、どうしてもコレステロール値は上昇しますが、
脂身や鶏皮を避けて食べれば悪影響は少なく出来るでしょう。。
では、お大事にして下さい。
- 相談者19歳/女性
- 長文ありがとうございます!!とてもわかりやすくて、非常に参考になりました！