- 相談者35歳/女性
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妊娠時の風疹の抗体価について質問です。HIでは32倍以上(家族やパートナーは16倍)と聞きますが、
①IgGではどれくらいの値があれば良いのでしょうか?
7月に調べた抗体がigGで20だったのですが、
②これはどれくらいの期間維持されるものなのでしょうか?
以上、宜しくお願い致します。
- 医師からの回答
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日本産科婦人科学会ではHI法で抗体検査を行うよう提言していますが、検査キットの不足などからEIA法が用いられることもあります。デンカ生研という会社のEIA測定キットを用いた、IgGのEIA値と、HI抗体価の換算については、こちら(http://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/RubellaHI-EIAtiter.pdf http://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/RubellaHI-EIAtiter.pdf http://www.jsog.or.jp/news/pdf/korosho_20130307.pdf https://www.jstage.jst.go.jp/article/kansenshogakuzasshi/83/1/83_26/_pdf)などに情報がありますが、
EIA値で20というのはHI法では32倍以上に相当するので、風疹への免疫はあると考えてよいのではないかと思います。結果解釈には妊娠週数、ワクチン接種歴、風疹患者との接触歴、IgM値なども考える必要があると思いますので、相談者様の結果をどう解釈するかについては必ず検査を行った産科医師にご確認ください。
風疹抗体は数十年間持続すると言われています。
- 相談者35歳/女性
- ありがとうございます。一般的にigGの方が感度が高いと聞きました。どうして産婦人科学会ではHI法を採用しているのでしょうか?
- 医師からの回答
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細かい事情は分かりませんが、検査結果のぶれにくさとか、検査にかかるコスト、材料の手に入りやすさ、全国の普及具合などを考えて、HI法に統一しているのではないかと思います。
- 相談者35歳/女性
- ありがとうございました。