- 相談者37歳/女性
- 第3群の肺高血圧の治療法、経過、予後などについて教えてください。
- 医師からの回答
-
ご相談ありがとうございます。
肺高血圧症は大きく5群に分類されており、分類によって治療内容が変わります。
第3群の場合、血管拡張薬・抗凝固薬・利尿薬・強心薬などの内服薬と酸素吸入を組み合わせて治療します。
経過と予後につきましては、まだ全国規模での正確な統計がないため詳細な数字はお示しできません。現在分かっている数字としては、「未治療」で放置した場合の平均生存期間が3年弱とされています。
患者様自体の数が少ない疾患ですので、申し訳ありません。
ご参考になれば幸いです。
- 相談者37歳/女性
-
ありがとうございます。
まだ診断されたわけではないのですが、混合性換気障害により身体が低酸素に慣れており、在宅酸素と併用して今後心エコーで継続的に見ていく、カテーテル検査も実施するとのことでした。1年前の心エコーでは特に問題なかったのですが、悪化し診断基準を満たすようになるには一般的に何年くらいと考えればいいでしょうか。
予後についても詳しくありがとうございます。3年弱は、健康寿命とまでは言いませんが、在宅で暮らせるのはそのうち何年くらいでしょうか?また、治療した場合の予後についてもしご存知でしたら教えていただきたいです。私が読んだ感じですと、最終的には肺移植しかないという結論のようなのですが、そうなるとまた予後は変化してきますでしょうか?
質問ばかりすみません。
- 医師からの回答
-
病状の進行速度や、健康寿命を含めた予後に関してもやはり、その方の年齢、心臓エコーの所見や、もともと原因となっている病気の状態、など様々な因子が絡んできますので、平均値をお示しするのは、非常に難しいです。
しかし、いずれにせよ、心不全がこの病気の予後を左右しますので、そういった他の合併症を予防していくことが大事かと思われます。