貨幣状皮膚炎かへいじょうひふえん

カテゴリ
皮膚の病気
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医師監修

貨幣状皮膚炎とは

貨幣状湿疹とは貨幣状の円形をした強いかゆみを伴う湿疹ができる病気です。下肢にできる事が多いですが、顔や体、手の甲などにできることもあります。感染症ではない為、うつることはありませんが、治療には時間がかかり、良くなっても赤い跡が残ったり再発を繰り返したりするなど治りにくい皮膚病です。

貨幣状皮膚炎の症状

貨幣状皮膚炎の症状は貨幣状の円形をした湿疹が特徴です。初期では紅斑ができ、その後ぶつぶつや小さな水ぶくれが現れ、やがて滲出液が出てじゅくじゅくとした湿潤状態になります。症状は強いかゆみを伴い、時に夜眠れないほどです。
  
患部がカサブタで覆われて炎症症状が落ち着くと乾燥しますが、赤い跡が残り、完全に消失するには時間がかかります。実際には消失に至る前に再発を繰り返すことが多いです。
  
症状は下肢に出る単一から数個のものが多いですが、顔や体、手の甲に現れる場合もあり、さらに悪化すると全身にぶつぶつや紅斑が出る自家感作性皮膚炎を引き起こすこともあります。

貨幣状皮膚炎の原因

貨幣状皮膚炎を引き起こす原因は皮膚の乾燥と細菌感染によると考えられています。しかしその原因は一つではなく、以下の事が考えられます。
  
・乾燥によるもの
乾燥肌や高齢の人は空気が乾燥すると肌にかゆみを生じやすく、乾燥からバリア機能の低下した肌をかく行為を繰り返して慢性的な刺激を加えるため
  
・細菌感染によるもの
虫刺されなどでかき壊した傷や外傷などから細菌に感染するため
  
・アレルギー性皮膚炎によるもの
アトピー性皮膚炎や金属アレルギーなどかゆみの強い患者に合併して起こることが多いため
  
・扁桃腺炎と歯周病によるもの
特に高齢者など免疫力の低下している人が細菌に感染しやすいため

貨幣状皮膚炎の治療法

貨幣状皮膚炎を予防するためには、皮膚に細菌感染をおこさないように気をつけることが大切です。特にアトピー性皮膚炎や乾燥肌の人、高齢者は肌のバリア機能が低下しているため、肌にかゆみを感じてもかき壊さないようにしなければいけません。肌や手指は刺激を与えない程度に清潔を保つのと、爪を短く切る必要があります。また、乾燥は皮膚の状態を悪化させるため、こまめに保湿することが重要です。
  
万一発症してしまった場合は患部をかくと、さらに炎症が悪化してしまううえ、患部をかいた手で他の場所をかくと症状が広がったり、自家感作性皮膚炎などに重症化してしまったりするので注意が必要です。保湿剤やステロイド軟膏を組み合わせて治療が必要となるため、早めの受診が大切です。
  • このコンテンツは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
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