女子顔面黒皮症/リール黒皮症じょしがんめんこくひしょう/りーるこくひしょう

カテゴリ
皮膚の病気
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医師監修

女子顔面黒皮症/リール黒皮症とは

女子顔面黒皮症とは主に化粧品により接触性皮膚炎が起こり、かゆみやほてりと共に顔の皮膚に黒褐色の強い色素沈着が現れる症状を言います。化粧品を使用する女性に多いことからこの名が付けられていますが、男性にも発症する場合があります。原因物質を含む化粧品の使用を避けることで徐々によくなりますが、色素沈着が完全にとれるまでは数年かかる場合もあります。炎症が強い場合は、しばらくステロイド薬を外用することで緩和されます。

女子顔面黒皮症の症状

女子顔面黒皮症は主に中年女性に多く現れます。症状が初期の内には顔が赤くなり、ほてりやかゆみ、顔の膨張感を断続的に感じるようになります。時間の経過と共に、やや広い範囲に紫色を帯びた灰褐色の色素が沈着します。沈着の境界は不鮮明で、しばしば網目状に広がります。これに混じり赤い炎症性の色調が見られることもあります。
黒皮症では増加したメラニン色素が真皮にまで沈着するため、症状が進んだ場合には色素沈着は簡単には改善しません。
症状が生じる部位は、額やまぶた、あご、首、頬などです。強い皮膚炎や湿疹が長期化してくると、顔だけでなく全身どこにでも生じる場合があります。また、皮膚炎を起こしている状態で紫外線を浴びたり、肌をかくなどの摩擦で刺激を与えると、色素沈着が悪化します。

女子顔面黒皮症の原因

女子顔面黒皮症は、化粧品等によるアレルギー性皮膚炎、かぶれ、接触性皮膚炎によって、皮膚の表皮の最下層にあるメラニン色素を作り出す層が変調を来し、正常では表皮にあるメラニン色素が真皮層にまで落ち込んで定着することが原因です。
原因となる化粧品に含まれる物質には、タール色素の赤色219号に含まれるズダンIの他、香料として使用されるジャスミン油、防腐剤のパラベンなどがあります。 化粧品以外の物質では衣服の染料が原因となったケースもあります。
接触皮膚炎以外にも、慢性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などによっても発生することが知られています。また、皮膚を強く摩擦するなどの過剰なスキンケア、ピーリングなどの美容行為によっても黒皮症を引き起こすことがあります。

女子顔面黒皮症の治療法

女子顔面黒皮症の予防には、肌が敏感な人やアトピー性皮膚炎などがある人は、できる限り自然の成分に近いものが配合された化粧品を使用することが大切です。
あかみやかぶれ、かゆみを感じたら、すぐに原因となる化粧品の使用を中止することが必要です。皮膚科専門医を受診し、どの化粧品が原因物質となっているかを調べるため、パッチテストの検査を受けてください。
また、スキンケアや美容行為の際は肌の刺激や負担が少なくなるよう心がけ、炎症を起こさないよう気をつけてください。肌の状態は体調や気候で日々変化し、洗顔料でも肌荒れを起こす場合があります。そのようなときは化粧品の使用を控え、洗顔も水洗いだけにしてください。
日常のケアと、異変が起きたらすぐに対応することで顔面黒皮症は防げます。
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