皮膚筋炎ひふきんえん

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皮膚の病気
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医師監修

皮膚筋炎とは

皮膚筋炎とは特徴的な皮膚症状と、多くの場合筋力の低下などの筋肉症状を発症する膠原病のひとつです。自己免疫疾患であり原因は不明です。1対2の割合で女性が多く発症します。発症年齢は中高年以降の成人に大きなピークが、15歳以下の子どもに小さなピークがあります。

皮膚筋炎の症状

皮膚筋炎の症状はまぶたにヘリオトロープ疹と言われるむくみを持った紅斑が現れることや肘や膝の関節の外側にガサガサした紅斑が現れるゴットロン兆候が見られるのが特徴的です。その他にも色素沈着や白斑、毛細血管の拡張が混在した皮膚委縮や皮膚の炎症、指にできるタコのような発疹などさまざまな皮膚症状が見られる場合があります。
  
筋肉症状では体幹部を中心に炎症が見られ疲れやすくなることから筋力の低下が始まります。その後、腕が上がらなくなる、階段が上りにくくなるなどを経て重症例では寝たきりになります。筋肉の痛みや関節炎の症状が出ることや、間質性肺炎、誤嚥性肺炎、悪性腫瘍を伴う場合もあります。

皮膚筋炎の原因

皮膚筋炎の原因となっているのは自己免疫疾患です。外部から侵入したウイルスや細菌から自分の細胞を守るための体の仕組みが免疫ですが、なんらかの原因で免疫が自分の細胞を攻撃するようになってしまう状態を自己免疫疾患といいます。何が原因となってそのような状態になるのかは残念ながらわかっていません。
  
また、このような自己免疫疾患は遺伝性ではありませんが、免疫異常を起こしやすい体質の人はいると考えられ、体質が遺伝することはあります。皮膚筋炎の場合は何らかの原因で免疫が自分の皮膚や筋肉を攻撃してしまう自己免疫疾患として発症します。

皮膚筋炎の治療法

皮膚筋炎はそもそもの原因が不明であるため残念ながら予防することはできません。しかし早期発見・早期治療によって回復が認められることが多い病気なので異常を感じたら早めに受診する事が大切です。
  
治療法はステロイド療法が中心です。薬の副作用で食欲が亢進する場合があるので栄養のバランスに注意することも必要です。紫外線はできるだけ浴びないようにします。間質性肺炎や悪性腫瘍が合併すると死亡率が高まるので注意が必要です。
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