眼球破裂の症状

眼球破裂が起こると急激な視力低下、目の充血、痛みや腫れなどがあり、外部からの刺激に非常に弱くなります。これらは、眼球や角膜、強膜が破裂したなど受傷部位はさまざまですが、眼球内部の各種器官が露出した事により生じる症状です。片目が眼球は列になった場合、もう片方の正常な眼球にも同様の症状が現れることがあります。

痛みを伴わない場合でも、見え辛い、異物感を抱くことがあります。軽度に感じる症状ですが、異物の混入やばい菌による感染など、眼球に付着する異物を早急に除去しなければ失明する可能性もあり非常に危険です。衝撃の強さや受傷カ所により症状はさまざまありますが、ほとんどの場合視力の低下が見られます。

眼球破裂の原因

頭部(特に眼球)に強い衝撃を受けたことにより眼球や角膜・強膜などが破裂するのが眼球破裂の主な原因です。外傷なので、原因となるシチュエーションはさまざまです。日常生活の中では主にスポーツやレジャーなど激しい運動をするような場合におきやすくなります。

その他衝撃を受ける場面は、交通事故や勤務中の怪我など突発的な場合が多く、本人が自分の身に何が起こったのか把握できない場合も多くあります。そのような場合は周囲が気にかけてあげる必要があります。
また、まれに眼球に直接外力が加わっていなくても眼球破裂がみられることもあります。

眼球破裂の治療法

事故や災害など、日常生活の中で外傷を負う可能性は多想定できます。それらすべてに注意して行動する事が予防方法になりますが、現実的ではありません。

外力を受ける場面の大半は突発的に起こる為、頭や目の周りに衝撃を受けそうな行動を控える、眼鏡やサングラス・ゴーグルなどの着用で目の周りを保護する事が現実的な眼球破裂予防方法と考えられます。強い衝撃を受ける事で生じる症状なので、現状の把握が困難な場合もありますが、受傷した際は自己判断せずに、早急に眼科などの専門医療機関での受診・治療を行ってください。

治療は外傷の程度により、抗生物質の点滴などを行いながら、手術療法を行われる場合があるでしょう。
局所麻酔または全身麻酔下で強膜角膜縫合術が行われます。