穿通性心臓外傷せんつうせいしんぞうがいしょう

カテゴリ
外傷
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医師監修

穿通性心臓外傷とは

穿通性心臓外傷とは、心臓やその周辺の冠動脈に鋭利な物体での損傷をきたすものです。胸部の損傷により生じる症状は、受けた外傷によって違いはあるものの、損傷部分が特に大きい場合には、急速に死に至ります。そのため、患者に対しての緊急的な外科的治療を施す必要があります。

穿通性心臓外傷の症状

穿通性心臓外傷では、心臓に傷が起こることにより、出血から血胸や、心嚢内に血液がたまる心タンポナーデを起こします。
それにより、頻脈や頻呼吸、呼吸困難が生じ、手足が冷たくなったり、意識障害や血圧低下が起こるショック症状を起こします。心臓から全身へ血液が送れなくなり、循環不全によって死に至ることも多いです。

穿通性心臓外傷の原因

ナイフなど刃物によって胸部を刺されたり、銃によって撃たれたりすることで、心臓外傷危険域とよばれる前胸部に傷が生じ、心臓に及ぶことが原因で起こります。また、事故などによって、金属片が胸部に刺さったり、棒状のものが胸部に突き刺さって起こることもあります。

穿通性心臓外傷の治療法

穿通性心臓外傷は、一刻もはやい緊急手術が必要となります。輸血などにより、ショック状態の改善をするとともに、心縫合が行われます。
心タンポナーデを起こしている場合には、心嚢穿刺や心嚢ドレナージなどによって、心臓への圧迫をとり、開胸手術が行われることもあります。
予防としては、事故や事件を避けることが必要となりますが、症状の悪化を防ぐため、外傷が起こった場合には、刃物などが刺さった場合は、これを抜かず、固定して迅速に救急外来などに受診することが大切となります。
  • このコーナーは、病気や症状に関する知識を得るためのものであり、特定の治療法、専門家の見解を推奨したり、商品や成分の効果・効能を保証するものではありません
  • 専門家の皆様へ。病気や症状の説明について間違いや誤解を招く表現がございましたら、こちらよりご連絡ください