- トップ
- みんなのQ&A
- お年寄りの介護の場合、だいたい何歳くらいから介護を受けるのでしょうか?...
お年寄りの介護の場合、だいたい何歳くらいから介護を受けるのでしょうか?...
介護士への相談
-
相談者:24歳/女性
-
相談日:2014年11月23日
- 相談者24歳/女性
-
お年寄りの介護の場合、だいたい何歳くらいから介護を受けるのでしょうか?
-
介護士からの回答
-
ご質問、ありがとうございます。
介護の問題は、今の日本では欠かせない話題となっていますよね。
しかも、もうしばらくは高齢者がどんどん増える一方(高齢化率が上がる)ですから、
どのくらいの年齢から介護が必要になるのか、気になりますよね。
ただ、このご質問に対し正確な答えは言いづらいというのが、
正直なところです。
というのも、介護が必要になる状況というのは、人それぞれの病気や、
生活習慣や、生活環境など全てにおいて異なるからです。
ただ、一般的に言われているのは、これから高齢者になっていく人は、
一昔前の高齢者よりも元気ではない、ということです。
なぜかと言えば、生活スタイルの変化といえます。
今年は2014年ですから、今80歳になっている人々は1934年頃に生まれた人達です。
この方々は、戦後、とにかく体を動かして暮らしてきた時代を経験しています。
ですから、基本的な身体の機能が今よりもしっかりしている人が多いですし、
それこそ、今話題の体幹トレーニングなんて積まなくても、
しっかりと体幹を鍛えてきている人達が大勢います。
ですから介護の現場においても、今の80歳の方々は、
本当にお元気な方々を多く見かけます。
一方、ベビーブームと言われた時代に生まれた人達、
一般的に「団塊の世代」と呼ばれますが、その人達が75歳を迎えるのが
2025年です。75歳というのは、後期高齢者制度の対象者となる、
おおよそ、高齢者の中でも段々と体の機能が衰え始める目安として
国が定めたものです。団塊の世代が75歳を迎える2025年は、
国をあげて大きな問題として取り組んでいる状態ですが、
団塊の世代の人々と今の80歳の人々とでは、生業としてきた仕事のスタイルが
全く違います。
ですから、団塊の世代が75歳を迎えるころになると、介護が必要となる年齢が
下がってくるのではないかという予想もあります。
現状をみても、90歳でも介護を受けずに元気に暮らしている方もいますし、
60歳代で脳梗塞などの病で倒れ、介護が必要になる方もいらっしゃいます。
本当に人それぞれなのですが、食生活や生活習慣が規則正しい人は、
介護を受ける状態となることが比較的遅い人が多いですね。
逆に、飲酒の程度が多く、喫煙をし、あまり体を動かさない仕事や
生活をおくってきた人は、早くから病気にかかり介護が必要になることが
医学的にも確認されています。
ご質問に答えられていなくて誠に申し訳ございませんが、
一つの目安として、ご理解いただければ幸いです。