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宜しくお願いします。 薬疹やセロトニン症候群を経験してから 薬がすごく恐くな...

薬剤師への相談

相談者36才/女性
宜しくお願いします。
薬疹やセロトニン症候群を経験してから
薬がすごく恐くなりました。使わないといけない薬も使えずすごく困ります。

今不妊外来に通ってるのですが
ルトラールやデュファストンは危険な薬ではないでしょうか。
黄体期に高温期が短いと先生に伝えたら薬使うか聞かれましたが、恐いので飲めないと伝えました。

あと、排卵を起こすためのhcg注射も
副作用はないでしょうか。

hcg注射+でその前に薬を使ってると、OHSSとか恐いことが起こるのでしょうか。
薬剤師からの回答
こんにちは。
お薬の副作用歴があると、新しいお薬を使うときには不安ですね。

どのようなお薬にも必ず副作用の可能性があります。
ただし副作用には2種類あります。
1つは薬疹など、アレルギー反応が出て体質的に合わないもので、
この場合はそのお薬を使うことはできません。

もう1つは非アレルギー反応で、例えば飲むと気持ち悪くなるとか下痢してしまうなどがこれにあたります。
非アレルギー性であれば容量を調節したり
副作用をどこまで許容できるかなどにより使用は可能となります。

不妊治療薬はホルモンに関するものが多く、使用するにあたっては副作用の可能性はゼロとは言えません。
ルトラールやデュファストンは良く使われるお薬ですが、
アレルギー性も、非アレルギー性も両方の可能性はあります。
非アレルギー性としては、気持ち悪さやむくみ、お腹が張る感じや頭痛など、生理前のような症状がでる場合があります。
しかし、必ず起きるというものでもありません。
1つずつ試してみて大丈夫かどうか、許容できるかどうかを確認しながら進めていくということになると思います。

薬を使えば妊娠の可能性が高まり、トライしたいと感じるのであれば様子を見ながら試してみても良いと思います。
排卵誘発の治療も同様です。

もし、怖いという気持ちが大きいのであれば、できるだけお薬を使わない方法で治療ができないか医師と相談してみてください。

お薬で副作用の経験のある場合
対象のお薬をお薬手帳などに記載しておくことをお勧めします。
また、同時に大丈夫だったお薬も記録しておくことが大切です。

使えないお薬のリストと使えるお薬のリスト、
両方を持っているといざという時に必ず役に立ちますので
参考にしていただければと思います。

お薬を使うにあたり、慎重であることは決して悪いことではありません。
過去の副作用でつらい経験をされたことや不安なことは、ありのまま医師に話をしてくださいね。

良い結果につながるようお祈りしております。
また何か心配なことがあればご相談ください。
相談者36才/女性
ご丁寧に本当ありがとうございます。
いつもこちらの薬剤師さん方がとても親身になってくださるので、すごくありがたいです。

ルトラールなどの薬もアレルギー出る可能性あるのですね。

hcg注射はどうでしょうか。
薬剤師からの回答
ご返信ありがとうございます。
ここでご相談いただくことで
少しでもお薬に対する心配や不安が減るのであれば
私達薬剤師も励みになります。
これからも何かありましたら
お気軽にご相談くださいね。

さて、hcg注射ですが
やはりアレルギーの可能性はあります。
しかし、例えば注射部位が腫れるという軽めの反応の場合もあります。

コロナのワクチン同様、
薬疹やアナフィラキシーといった強めの反応がでるのは、ごくまれであるとは思いますが
お薬で薬疹の経験がある場合は事前に医師にそれを伝えておき
万が一、アナフィラキシーが起きた場合は、
すぐに対応してもらえるようにしておくことが大切です。

どんなお薬もリスクとベネフィットは必ずありますので
納得できるまで医師や薬剤師に相談の上
治療に臨んでくださいね。