- 相談者女性
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68歳で下の歯は殆どなくあるのは義歯3本繋いで2本の根っこで支えていますがその支えている根っこが入歯をしたり噛んだりすると痛みます。ただしたの入歯をするためだけに役に立ってます。今後いずれは抜くようだと思います。タイミングはいつにしたらよいでしょうか?決断がつきません。下の歯がなくても入れ歯は出来ますか。出来ても今より不便になったらどうしようと考えます。
ご教授お願いいたします。インプラントは全く考えておりません。
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歯科医師:藤井 勇記先生からの回答
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ご質問ありがとうございます。
現在入れ歯を支えている歯が痛いのであれば、抜歯をしても良いと考えます。
痛みの原因として炎症や感染、歯の破折などが考えられるため、今後更に痛みや腫脹の増悪が考えられるためです。
ただし、やはりご自身の歯を抜きたくないという患者さんは沢山いらっしゃいます。そのため実際には、咬合時に我慢できない程の痛みが出た場合や大きく腫れた場合などで患者さんの希望により抜歯する場合も多いのが実情です。
教科書的には早期の抜歯が望ましいですが、ご自身の希望でかかりつけ医と相談の上、抜歯の時期をお決めになっても大丈夫かと考えます。
また、下の歯が全てない状態でも義歯の作成は可能です。
現在の入れ歯よりは少し不安定になるかと思いますが、総義歯という形で義歯を作成し装着している方はたくさんいらっしゃいます。
- 相談者女性
- 総義歯下を作った場合医療費控除出来ますか。5~60万円ぐらいかかるそうです。
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歯科医師:藤井 勇記先生からの回答
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5-60万であると自費の義歯でしょうか。
医療費控除に関して、治療目的であれば自費治療であっても適応となるようです(ただし審美目的などの治療は適応とならないとの記載も見受けられました)。
自費診療であるので、どのような義歯であるかは実際に拝見していないので確定的なことは言えませんが、欠損を補うための義歯であれば控除の適応となるのではないでしょうか。
ただし、「一般的に支出される水準を著しく超えると認められる特殊なものは医療費控除の対象となりません」との記述が国税庁のホームページにあるので、材料などによっても変わってくるかもしれません。
自費診療となるので、かかりつけ医とよく相談の上、最善の治療を選択されてください。
参考となるURLを添付しますので、ご確認頂ければ幸いです。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1128.htm