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先日、鶏の肉を洗うとその際の水飛沫にカンピロバクターが付着し、食中毒になったとい...

栄養士への相談

相談者28才/女性
先日、鶏の肉を洗うとその際の水飛沫にカンピロバクターが付着し、食中毒になったというニュースを見ました。

そんなことでも起きるんだ、と思ってからは
鶏肉は素手で触らないようにしておりますが、今日買って来た鳥もも肉を炒めるために油にひいたフライパンに入れた時に、脂が勢いよく飛んだのですが、こう言った飛び散る油にもカンピロバクターは死なずに一緒に飛び散る危険はあるのでしょうか。それともフライパンの上で熱している油のため問題ないのでしょうか。

食器を炒めているコンロの近くに置いているので少し不安です。
栄養士からの回答
ご質問いただきありがとうございます。

カンピロバクターに家庭内でも気をつけていただいていること、とても素晴らしいですね。

カンピロバクターは75度で1分以上加熱することで死滅します。
よって、食材が触れた一瞬で死滅はしないでしょう。

ただ、鶏肉の水分と反応して飛沫した油ですので、生の鶏肉の成分自体の混入は僅かであり、菌の混入も食中毒が発生するような量ではないと思われます。ですから、おそらく問題ないと予測できます。

厚生労働省は、家庭でのカンピロバクター食中毒の予防について、

(1)食肉を十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)すること
(2)食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行うこと
(3)食肉を取り扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を取り扱うこと
(4)食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行うこと

と挙げています。

よろしければ参考になさってください。
どうぞよろしくお願いいたします。