- 相談者33歳/女性
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主人43歳 パニック症で通院しています。
少し前から胸の痛みがあることを先生に
今日話したところ
心囲性のものだろうと
リボトリール0.5mg
が頓服薬として処方されました。
そして薬の説明書をみたところ、てんかんの
薬のようですが胸の痛みに通常として処方されるものなのでしょうか。
主人は依存性、副反応が怖いと言っております。
先生は眠気しか言わなかったのですが、
依存性はどの程度なのでしょうか。
頓服薬としてはじめても、リボトリールがないと生活できないとなるのかと。
ネットで下のような内容が書いてあり、
初めてのリボトリールが怖くて飲めないようです。
主な副作用として、眠気、ふらつき、喘鳴、過敏症状、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・薬を飲まずにはいられない、薬をやめるとあらわれる症状(けいれん、意識障害、手足のふるえ、不眠、不安、幻覚、妄想など) [依存性]
・呼吸が速く浅くなり息苦しくなる、回数が増える、睡眠中の呼吸が速くなる [呼吸抑制、睡眠中の多呼吸発作]
・変に興奮して落ちつかない、ものごとがきちんと判断できなくなる、正常な思考が出来ない [刺激興奮、錯乱]
・皮膚や白目が黄色くなる、からだがだるい [肝機能障害、黄疸]
こういったことはよくあるのでしょうか。
担当医に聞けばいいのですが
今連絡とれないので質問させていただきます。
宜しくお願いします。
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薬剤師からの回答
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ご質問ありがとうございます。
リボトリールの副作用について心配なのですね。
まずパニック症ですが、これは大まかに言えば、パニック発作(動悸、呼吸困難、胸痛、めまい、吐き気などの症状が突然不意に出現し、激しい不安感や恐怖感に襲われるもの)を繰り返す病気です。
主治医の先生が心因性の胸痛とおっしゃってることから、パニック発作の中に含まれている胸痛が現れているのかもしれません。
次にリボトリールですが、確かにこの薬は、ご相談者様が言われているように、てんかんに使われるお薬ですが、不随意運動、パニック障害(症)、躁うつ病などにも使われます。つまり、パニック症で起きる胸痛にも処方されることがあります。
長くなりそうなので、先にここまでの分を回答し、すぐに後半部分について回答したいと思います。
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薬剤師からの回答
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リボトリールの副作用や依存性についてですが、先生が眠気だけを伝えたのは、その副作用が一番多く報告されているからだと思われます。確かに副作用はそれだけでなく、他にもたくさんありますが、中には0.1%未満(1000人に1人未満)のものもあり、その全てを説明することはないかもしれません。私が患者様に説明する時も、起こる可能性が高い副作用を2~3個説明して、それ以外に何か気になることがあればすぐにお電話くださいという感じの説明をさせていただいております。
話がそれてしまいました。
依存性についてですが、どの程度と言われたら表現が難しいですが、依存性は出にくいお薬ではあります。特にこれは、1日2~6mgを維持量として飲むお薬なので、頓服で少量を飲んでいく分には、依存症は気にしなくても良いと思われます。ただし、副作用や依存症の出方は個人差もあるので、ご質問者様も色々調べられていると思いますが、そのような症状が現れたらすぐに受診、または主治医にご相談してください。
一応添付文書(メーカーが出している薬の説明書)に書かれている依存症の項目を載せておきます。
・依存症
大量連用により薬物依存を生じるおそれがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与すること。
今回は頓服で、1回量も多くないと思われるのでなので、これには当てはまらないと思います。特にこのお薬は小児や幼児も服用できるお薬です。つたない説明で申し訳ございませんが、これで少しは安心して服用していただけたら幸いです。
お大事になさってください。
- 相談者33歳/女性
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ありがとうございました。
とても助かりました。
主人も私も安心できました。