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- 他人を許容できません。
人の些細なことが気に障り、すぐにイライラしてしまい...
他人を許容できません。
人の些細なことが気に障り、すぐにイライラしてしまい...
カウンセラーへの相談
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相談者:25歳/女性
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相談日:2015年02月18日
- 相談者25歳/女性
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他人を許容できません。
人の些細なことが気に障り、すぐにイライラしてしまいます。
特に息や食事の音が嫌いで、ため息や音を立てて息をされると非常に深いです。
食事でもはふはふと息を吸いながら食べたり、麺類をずるずるすすったり、飲み物やスープを飲むときに音を立てられると食欲がなくなり、非常に腹が立ちます。
息はどうしてもするものですし、疲れや体の事情で音を立てて呼吸することがあるのは分かっています。
食事のマナーはすぐに直せるものではないですし、麺類の音などは少なくとも蕎麦などの場合、気にする方がちょっとおかしいという自覚はあります。
だから、音を立てている相手に不快になると同時にそんなことを気にしている自分にも腹が立ち、悲しくなります。
どうすれば他人の些細な動作を気にせずにいられるでしょうか。
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公認心理師、睡眠指導者:今井 さいこ先生からの回答
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こんにちは、心理カウンセラーの今井さいこです。
ご相談内容を拝読いたしました。
他人を許容できず不快になることがあると同時に、ご自身にも腹がたち悲しい気持ちになるのですね。
相手にマイナスの感情を向けるだけでなく、ご自身のことも振り返ることができているご相談者さまは気づかいのできる優しい方なのだと感じました。
食事の音や溜息など、これから先もずっと耳に入ってくる音に自分の気持ちが振り回される、というのはしんどいですよね。
音というのは自分が集中している時には気付かないものですが、一度気になるとずっと気になり続けるものです。
そうすると、その場にいることがどんどん苦痛になると思います。
なので、その音が聞こえてきたときに「気にしない」と思うのではなく、音自体を自分とは切り離していけるとよいです。
不快に感じるという時、「私だったら・・・」と考えることはありませんか?
・私だったら音を立てずに麺を食べることができるのに
・私だったら人前でそんな大きなため息をつかないのに
など。
他人の行為を自分事として捉えると自分との違いが浮き立ち、相手の行為を認めにくい状況が心の中で起きてしまいます。
・この人はこんな音を立てて食べる人なんだ
・この人はこういうため息の仕方をする人なんだ
と相手を主語にして自分の中で相手を認識していくようにすれば、相手と自分は別の人間だということがきちんと認識でき、不快な感情を抑えることができるようになります。
不快に感じることがあったら、ぜひやってみてくださいね。