- 相談者29歳/女性
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強迫性障害です。
今日、職場の共通の書類の入ったクリアファイルでざっくりと指を切ってしまいました。
しばらく出血したので手を洗い、消毒して絆創膏を貼りました。
ファイルは埃っぽく不潔な感じがしましたが、誰かの血液がついていたということはなかったと思います。
洗面台は、昨日紙で指を切った子が使いましたが、蛇口に血液が付着している様子はありませんでした。
後でファイルを見たら血が付いていましたが、自分の血だと思います。
職場にはアトピーの人はいますが、肝炎やエイズの人はいないと信じています。
ですが、仕事で数か月前に社外で受験生の面談を行った時、エイズの方がいました。
その方は学力試験で落ちたので結局入校しませんでしたし、その時出血もしていなかったと思います。また、直接触れたりもしていません。面接官と面接者の距離で話しただけです。
強迫性障害のため、このファイルに肝炎やエイズのウイルスが付着していたら…と怖くなりました。傷口を絞り、血液をなるべく絞り出して、流水で洗いました。今は出血してません。
このような事態でエイズや肝炎に感染することはありますか?
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医師からの回答
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こんにちは。猫山と申します。精神科医です。
こうしたインターネット相談サイトを、「保証」を得るためにご利用になる強迫性障害(OCD)の患者様は一定数おられます。
私は例外なく、それは患者様のためにならないので保証には応じないし、このサイトをそのようにご利用になるなるべきではないと述べ、そこでやりとりを打ち切らせていただいています。
ただ、「保証」がOCDを悪化させるという知識が無いためか、エンドレスの保証に応じる専門家もおられるようです。
大変恐縮ですが、今回のご質問にはお答えすべきではないと考えます。
「巻き込み」に応じることは治療上望ましくないからです。
http://ocd-net.jp/column/c_86.html#c
それは相談者様のOCDの悪化要因であり、インターネット越しにそれをすることは医師としての倫理に反するからです(OCDは依存症に近い性質を備えています。保証されればされるほど、その場限りの安心は得られても、病理は深くなっていきます)。
医師による「保証」は、麻薬依存症患者様が、「薬が切れて苦しい」と言っていて可哀想だから麻薬を渡してあげる行為と同義です。
以上、ご参考になれば幸いです。
- 相談者29歳/女性
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私の強迫性障害はそこまで酷くありません。ただ、過度の心配性なので、こういった事で通常ウイルスに感染する可能性があるか無いかだけ教えて頂ければ安心して気が済みます。
それが無いと、余計悪化します。
精神科の医師からのアドバイスを求めているのではなく、内科の先生の持つ一般医療知識的にどうなのか確認したいだけです。
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医師からの回答
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ご相談ありがとうございます。
一般内科医です。
上記の状況で感染する可能性は低いと考えられます。
- 相談者29歳/女性
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ありがとうございます。
会社の書類で手を切るなんて日常でよくあることですもんね。
過度に心配せず過ごします。