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- 2年前、胃癌を発症し3/5切除しました。その後抗癌剤も飲まずCT,内視鏡、血液検...
2年前、胃癌を発症し3/5切除しました。その後抗癌剤も飲まずCT,内視鏡、血液検...
医師への相談
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相談者:67歳/男性
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相談日:2015年04月29日
- 相談者67歳/男性
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2年前、胃癌を発症し3/5切除しました。その後抗癌剤も飲まずCT,内視鏡、血液検査等の定期検査の結果も異常はありません。しかし、術直後から時々声が枯れ、未だに症状が続いています。耳鼻咽喉科に行き診てもらいましたが「上中下咽頭及び整体に異常はない」との診断でした。胃がん手術をした病院からは制酸剤をもらい服用しています。胃酸の逆流による炎症が原因なのでしょうか。
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医師からの回答
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御相談ありがとうございます。胃がん術直後から、声枯れがされているということですね。
耳鼻咽喉科では、異常なし、と言われたのですね。
声枯れの原因して多いものが、「反回神経麻痺」というものです。
声帯の動きを司る神経のことを、反回神経、という神経です。
この反回神経は、右反回神経は鎖骨下動脈、左反回神経は大動脈弓を前方から後方へ回り、気管と食道の間の溝を通って喉頭へ行く。第6頸椎の高さで終枝である下喉頭神経を分枝する神経なのです。
つまり、甲状腺や肺、食道の手術の際に、この反回神経を傷つけてしまったり、または、肺や食道、甲状腺の病気をされた際に、反回神経まで影響が及び、傷つけてしまったら、反回神経麻痺を来し、声枯れの原因となります。
いずれにしても、手術を受けられた病院できちんと精査されたほうがよろしいでしょう。
お大事になさってくださいね。
- 相談者67歳/男性
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有り難うございます。ご回答を基本にして病院ともよく話してみます。