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元々飲酒が苦手で、少量でも二日酔いになりやすい体質です。歓送迎会の季節になると、...

医師への相談

相談者25歳/女性
元々飲酒が苦手で、少量でも二日酔いになりやすい体質です。歓送迎会の季節になると、飲み会が苦痛です。宴会に参加するのは好きなので、弱いくせに飲みすぎてしまい悩んでいます。

二日酔いにならないようなお酒の飲み方で工夫出来る点があれば教えてください。どの種類のお酒を飲むのが良いか、飲む前にしておいたほうが良いこと、飲酒後にやったほうが良いこと等、自分で出来る対策で効果的なものがあればご教示ください。
医師からの回答
色々とお悩みの事と思います。

アルコールはゆっくり吸収されると二日酔い予防になり、
アルコールが急激に体内に吸収されると二日酔いの原因となります。
つまり少しでも吸収を遅くすることが二日酔い予防・防止には重要です。

まず、空腹はアルコールの吸収を早めるだけでなく、
血中アルコール濃度のピークを早めたり、
血中アルコール濃度が高くなったり、低血糖症を早めたりするので
二日酔いの原因になります。

様々な食材の中で、二日酔い予防、防止に最も効果が高いのは「脂肪」です。
脂肪は胃の中ではほとんど消化・吸収されず、
他の食品と比較しても吸収に長い時間を要します。
その結果、アルコールの胃での吸収を大幅に防ぎ、また腸での吸収速度をゆっくりにすることから急激な酔いを防止する効果に優れています。

ヨーロッパの地中海で飲酒前にスプーン一杯のオリーブオイルを飲むという習慣は世界中で有名となった二日酔いの予防・防止方法です。
また、ロシアでは飲酒前にバターやサワークリームを食べ二日酔い予防をすることが広く知られています。

さらに、二日酔いを防止するために避けるべき8つのことがあります。

「二日酔いになりやすい飲み方」
飲酒前 空腹で飲酒
割り方 炭酸で割る 低カロリードリンクで割る
温度 熱燗
薬 飲酒前に飲む
運動 はしごしたり、クラブなどに行く
お酒の種類 醸造酒を飲む
飲酒後 そのまま寝る

「二日酔いを防止するために」
事前に食べて飲酒
水、お茶で割る 通常のもので割る
温度 冷
薬 飲酒前は飲まない
運動 落ち着いてゆっくり飲む
お酒の種類 蒸留酒を飲む
飲酒後 水分補給して寝る

以上のことを参考にされてお酒を楽しんで下さい。