- トップ
- みんなのQ&A
- 40歳を過ぎてから、度々尿漏れを起こすようになり、母に相談したところ、年齢的には...
40歳を過ぎてから、度々尿漏れを起こすようになり、母に相談したところ、年齢的には...
医師への相談
-
相談者:37歳/女性
-
相談日:2015年07月26日
- 相談者37歳/女性
-
40歳を過ぎてから、度々尿漏れを起こすようになり、母に相談したところ、年齢的には早すぎるのではないかと言われました。そう言われると、病院へ行くのも恥ずかしくなってしまい困っています。母は、私が車ばかり乗って、歩かないのが原因だと決めて、股関節周りの筋肉を鍛えるべきだと言っているのですが、このような場所の筋肉って鍛えることが出来るのでしょうか?
ちなみに、とりあえずウォーキングを始めてみたのですが、尿漏れへの効果は感じられません。毎日続けれるような簡単な運動か体操などがあったら教えてください。
-
医師からの回答
-
色々とお悩みでしょう。
骨盤底筋体操(ケーゲル体操)が代表的なものですが
色々なバリエーションもあります。
骨盤底筋体操のバリエーション
1.仰向けの姿勢で
まず仰向けに寝て、足を肩幅に開き、ひざを立てます。
身体の力を抜き、おなかの力を抜きます。
肛門と膣を締め、息を吸いながら肛門、膣を胃のほうに吸い上げるような
感じで締めます。
締めたままゆっくり「1,2,3・・」と5つ数え、力を抜きます。
もし途中で力が抜けてしまったら、また締めなおします。
これを5回行います。
次に、肛門、膣を速いテンポで閉めたり緩めたりします。
5回を1セットとして1日で5回の運動をします。
体操を続けて筋肉が強くなれば、締め続けることができます。
仰向けはもっともリラックスしやすい姿勢です。
また、朝晩、布団の中でもおこなえるので、ぜひ毎日続けてください。
2.ひじやひざをついた姿勢で
床にひざをつき、クッションの上にひじをたてて、手にあごをのせます。
次に、肛門と膣をゆっくり締め、締めたままゆっくり「1,2,3・・」と5つ数えます。
5つ数えたら力を抜き、また締めます。
新聞紙を床に広げて読みながらおこなうなど、気軽にできる体操です。
新聞を読み終わるまで、締めたりゆるめたりを繰り返しましょう。
3.机にもたれた姿勢で
机のそばに立ち、足を肩幅に開きます。
手も肩幅に広げ、机につけます。
その姿勢で体重を全部腕にのせます。
背中はまっすぐ伸ばし、頭を上げて前を見ます。
肩とおなかの力を抜いて、肛門と膣を締めます。
骨盤底筋の動きをもっとも感じやすい姿勢です。
台所のシンクやテーブルを使ってもおこなえます。
4.座った姿勢で
床につけた足を肩幅に開き、背中をまっすぐに伸ばし、
頭を上げて前を見ます。
肩の力を抜き、おなかが動かないように、またおなかに力が入らないように気をつけながら、ゆっくりと肛門と膣を締めます。
バスや電車に乗っているとき、家でテレビをみているときにもおこなえます。
骨盤底筋体操のめやすですが、効果が現れるまで、
少なくとも3週間~8ヶ月はかかるので、あきらめずに続けましょう。
では、どのぐらいの回数をしたらいいのでしょうか。
予防的には、早い運動と、締めている時間が5秒ほどのゆっくりの運動を
各5回を1セットとして1日に5回おこないます。
現在失禁などの症状がある場合は、1セットを1日に10回ほどが目安です。
一度、お試し下さい。