スキルス性胃がんは遺伝が多いんですか？...
医師への相談

医師からの回答: ご相談ありがとうございます。
慢性胃炎や逆流性食道炎から、スキルス性胃がんに特になりやすいということはありませんが、スキルス性であるかに関わらず、慢性胃炎から胃がんになることはあります。

医師からの回答: ご相談ありがとうございます。

１４時で医師勤務シフトが交代しましたのでこのご質問から別の医師からご回答させて頂いております。

胃がんの原因として知られるのは、慢性胃炎、ヘリコバクターピロリ菌感染による萎縮性胃炎、塩分の多い食事、喫煙、飲酒、遺伝子変異などがあります。がんが遺伝するというのは、この遺伝子の問題に加え、家族では生活習慣が似ることが多いということが挙げられます。
スキルス胃がんは通常の胃がんに比べ、ピロリ菌の関与は少ないと言われております。

ご参考まで。

医師からの回答: スキルス性胃がんは胃がんの一種ですので、上に書きましたように、胃がんの原因として知られる、

慢性胃炎
ヘリコバクターピロリ菌感染による萎縮性胃炎
塩分の多い食事
喫煙
飲酒
遺伝子変異

などは全て当てはまります。

医師からの回答: 慢性胃炎があり、スキルス胃がんのご家族様もおられるのでしょうか。

確かにスキルス胃がんは一般の胃がんより発症年齢が若いことが多く、初期では胃カメラでも見つけにくいという傾向があります。胃カメラよりバリウムを飲んでの胃透視のほうがスキルス胃がん発見には有効です。

自覚症状もないことがあり、早期発見は非常に難しい病気で、ご心配されるのももっともだと思います。

私自身も妊娠した際につわりで胃の痛みや吐き気が止まらなくなったとき、「こんなに痛いのはおかしい、つわりだけじゃなくスキルス胃がんなんじゃないか？」と思って不安だったことがあります。

本当に早期発見するのであれば、半年に一回程度の胃透視が必要でしょう。しかし胃がん以外にもいろんな怖い病気があり、それら全てについて検査をし続けるわけにもいきません。胃透視にも被曝のリスクがあります。年１回程度の検査を受けながら、心配しすぎず過ごすしかないのではないでしょうか。ストレス自体も胃には良くないですし・・・・

ご参考まで。

相談者28歳/女性: 胃がんで亡くなった人はいません。バリウムのほうがいいんですね。わたしは、ずっと家にいることと毎日同じ生活、上の子が言うこときかないこともありイライラです。ストレスがたまっているのでしょうか？食後に胃がいたくなるのでたべたあとは痛くなるんじゃないかと心配になります。背中もずっと痛いです。

医師からの回答: 子育てを頑張っておられるのですね。ストレスが溜まっておられるのかもしれませんね。食後の胃の痛みや背中の痛みがあるとのこと、これらは単なる胃炎や胃潰瘍でも説明はつきますが、だからといってご心配されているスキルス胃がんを否定できるものではありません。バリウムを飲んでの胃透視検査を受けていただきたいところです。お子様がおられると病院受診も簡単ではないと思いますが・・・歯科などでは託児所があるところも増えていますが、一般病院ではまだそのあたりの配慮が足りないですよね。

受診できるまで、胃にやさしい食事（脂分や塩分、香辛料が少なく熱すぎないもの。一回の食事の量を少なくし、１日６食程度に分けるつもりで）を心がけて頂くのがよいかもしれません。

相談者28歳/女性: いまは、４か月の赤ちゃんの子育てで楽な子なんですが、知らずとストレスがたまっているのかもしれません。スキルス性胃がんは進行がはやいとききますが、六月の末から逆流性食道炎と慢性胃炎の症状が出始めたんですが、進行がはやいといま、もっとひどくなっているんでしょうか？　　なにかに集中したりでかけたりすると気にならないんです。一日中クーラーのついた部屋にいるのもよくないんでしょうか？背中はひねるとポキポキとなるんですが、肩こりもあるのでそこからきてるんですかね…。

医師からの回答: スキルス性胃がんは進行しても症状がなかったり、軽い症状のみのこともあります。症状だけから完全にスキルス胃がんを否定することはできません。

もちろん、可能性としては単なる疲れのせいとか、軽い胃炎があるだけという可能性の方が高いのですが、「胃がんではありません」と言い切るのは、検査してみないと分からないということです。

胃透視検査は授乳中でも可能です。バリウムを出すための下剤には授乳中に飲めないものもありますが、授乳中に飲める下剤に変えたり、水分を十分飲むことで下剤の代わりにすることもできます。