- トップ
- みんなのQ&A
- 腹壁ヘルニアと診断されました。
昨年7月頭に直腸がんの手術を受け、1年検診のC...
腹壁ヘルニアと診断されました。
昨年7月頭に直腸がんの手術を受け、1年検診のC...
医師への相談
-
相談者:53歳/女性
-
相談日:2015年08月05日
- 相談者53歳/女性
-
腹壁ヘルニアと診断されました。
昨年7月頭に直腸がんの手術を受け、1年検診のCTで判明しました。
ただ今年の早い時期からお臍の上が硬く張っている感じがしていたのですが、腹腔鏡施術の後だからだろう、と思って主治医に改めて相談していませんでした。
出来ればこのまま経過観察で済むとよいのですが・・・・
太っているのでダイエットは言われました。冷静なつもりでしたが、再度の手術は嫌だなぁ・・等、他に頭がいってしまい、主治医に聞いてくるのをわすれてしまいました。次回は3か月後になってしまうのでお聞きしたいです。
この場合運動で腹筋を使うことはよくないことなのでしょうか?
骨盤矯正などの治療も視野にいれているのですが、ダイエットする際の注意などありましたら教えて下さい。
-
医師からの回答
-
ご相談ありがとうございます。
直腸がんに対する腹腔鏡手術の際に、ヘソの部分に作った傷口から、腸がはみ出すヘルニアの状態である、ということでよろしいでしょうか?
腹筋の力が強いと、腸をはみ出させず跳ね返す力が強いということになるので、そのほうが腸がはみ出しにくいとも言えますが(腹筋が少ない高齢女性では、帝王切開などの傷跡からのヘルニアが多い)、腹筋を鍛えるためにお腹に力を入れる動作は腸をはみ出させる力にもなります。
積極的に腹筋を鍛えるというより、食事やウォーキング・水泳などの軽い運動で体重を減らし、腹圧を下げるのが良いのではないかと思います。
また、腸がはみ出さないように、腹帯やヘルニアバンドを使われるのがよいと思います。ヘソの上に、ガーゼを丸めたものをテープで貼り付け、上から術後に使ったような腹帯を巻くのでもよいです。
骨盤矯正は害にはならないと思われますが、減量効果はあまりないのではないでしょうか。
嵌頓(かんとん)といって、腸がはみ出したまま戻らない状態にならない限り、経過観察で済む可能性が高いと思われます。手術になっても、また腹腔鏡での手術で、直腸がんの手術よりははるかに楽な手術のはずです。
ご参考まで。
- 相談者53歳/女性
-
早々のお返事、ありがとうございました。
次回の通院は3か月後、主治医に確認するためだけにお休みも取りづらく(通常の通院でも結構頻繁なので)どうしようかと思っていました。
運動もほとんどしていなかったので、仕事帰りに遠回りなどから始めます。
またヘルニアバンドも自作または購入で検討します。
骨盤矯正というか、骨格矯正して全体のバランスを治すとダイエットがしやすかったことがあったので、現在の膝の痛みや靴の減りなどを見て少し前から考えていました。
これだけでダイエットが出来るとまでは思っていませんでしたが、「害」になるとも思っていなかったので、害にならないとお伺いできて安心しました。
かん頓に進まないように頑張ります。本当にありがとうございました。