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梅干しには殺菌作用があると聞きますが、どれくらいの殺菌作用がありますか?例えばい...
栄養士への相談
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相談者:34歳/女性
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相談日:2015年08月05日
- 相談者34歳/女性
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梅干しには殺菌作用があると聞きますが、どれくらいの殺菌作用がありますか?例えばいつも食事と一緒に摂れば食中毒や胃腸炎になりにくいなどの効果はありますか?また、梅干しより殺菌作用の強い食材はありますか?
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栄養士からの回答
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こんばんは。
今の季節、食中毒予防が大切な時ですね。
梅干に多く含まれているクエン酸などによる抗菌作用によって、胃液や胆汁液などの殺菌作用を増強し、体の外から入ってきた腐敗食中毒細菌が増殖するのを阻止します。
ですが、現在スーパーなどで手にする梅干しは健康志向化などの影響によって減塩やハチミツ漬けなどの甘い梅干しが増えており、塩分濃度が昔の梅干しの半分程になっています。
さらに脱塩したときに風味、成分も損なわれクエン酸含有量も少ない為、効果がほとんどなくなっている場合もあるようです。
※ 塩分濃度が18%以上ならば、梅干し自体も常温でも腐らないそうです。
また、殺菌作用があるといっても、お弁当内の菌を梅干しが殺してくれるわけでは無いそうですので、過信は禁物です…。
抗菌・殺菌作用を持つ食材として、玉ねぎ・ねぎ・にんにく・わさび・シソ・ショウガ・唐辛子・ハチミツ・酢・紅茶・緑茶などがあります。
6~9月にかけては得に食中毒が多発する時期ですので、殺菌効果のある食材を利用しつつ、特に温度管理を大切に、作ったら早めに食べきるようにしてください。
- 相談者34歳/女性
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知らない事だらけでとても勉強になりました!自分ははちみつ梅干しが好きで殺菌作用もあるしとよく食べていたのですが、あまり意味なさそうですね。昔ながらの酸っぱいきちんとした梅干しを探して食べるようにします。ありがとうございました!