- 相談者41歳/男性
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1日の業務時間のほとんどをPCに向かって過ごします。
1ヶ月ほど前から右手の小指が痺れ始め、次第に全部の指、手のひらも痺れるようになりました。
現在では、痛みというか、痺れというか、静電気に触れ続けているような感覚が続いています。両足首から足指に掛けても痺れがあります。
総合病院の整形外科を受診、首のレントゲン検査を受け、ストレートネックになで肩、そして鎖骨付近に圧痛があることから、「胸郭出口症候群」と診断されました。
痛みが起こりにくい姿勢を心がけるしかないと説明され、治療方法は告げられませんでした。
「胸郭出口症候群には治療が無いのですか」と確認しましたが、「ありません」との回答でしたが、そんなことはありえないように思えます。
「胸郭出口症候群」の治療方法の有無と、それが受けられる診療科についてご助言をお願いします。
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1. 安易に「主治医・専門医に相談して下さい」で回答を済ませないで下さい。それができないからインターネット相談を利用しているのです。
2. 規約や医師法の恣意的な誤解釈を盾に回答を回避しようとしないで下さい。
3. 例えば眼科疾患に関する相談に対して、「私は眼科医ではないので十分な回答はできません」という言い訳はしないで下さい。全科の質問を1人でカバーするという条件を承知して専門家を務められているはずです。わからなければ調べて回答して下さい。「それは大変ですね。眼科を受診して下さい。どうかお大事になさって下さいね」といった簡素な回答は求めていません。
4. 専門家に専門性が高い回答を求めることは当然です。表面的な回答でお茶を濁そうとはしないで下さい。
- 医師からの回答
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胸郭出口症候群と診断されたものの、治療法はないと言われ、驚き落胆されたお気持ち、お察しいたします。
確かに治療よりは予防が大切な疾患ではあるのですが、治療法がないということはありません。そしてやはり整形外科が専門となります。
おかかりの整形外科で言われたかもしれませんが、まずは予防として症状を悪化させる、上肢を挙上した位置での仕事や、重量物を持ち上げるような運動や労働、リュックサックで重いものを担ぐようなことを避けます。
それから、症状が軽い場合は、上肢やつけ根の肩甲帯を吊り上げている僧帽筋や肩甲挙筋の強化運動訓練を行ない、安静時も肩を少しすくめたような肢位をとります。肩甲帯が下がる姿勢が悪い症例には肩甲帯を挙上させる装具が用いられることもあります。消炎鎮痛剤、血流改善剤やビタミンB1などの投与も行なわれます。
頚肋といって先天的に胎生期の下位頚椎から出ている肋骨の遺残したものがある場合には、切除術(手術)が行なわれることもあります。
- 相談者41歳/男性
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お返事ありがとうございます。
頚肋は無いと言われました(頚肋があるなら手術で治せるのだが、と言われました)。
「上肢を挙上した位置での仕事」と申されましても、デスクワークでそれはなかなか困難です。一応、モニターとマウスパッドの下に10cmほどの台を置くようにしましたが、現在のところ効果を感じていません。
やはり、デスクワーカーにおいては、宿命的な病気ということなのでしょうか?
「僧帽筋や肩甲挙筋の強化運動訓練」や「肩甲帯を挙上させる装具」について、診察医からは説明がありませんでしたが、これは、求めれば受けられる治療法ですか?
重ねての助言をお願いします。
- 医師からの回答
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「上肢を拳上した位置での仕事」は避けてもらった方がいいのですが、よろしいでしょうか。
確かにお仕事でデスクワークが長時間ですと、なかなか避けるのが難しいと思います。
運動訓練に関しましては、整形外科のクリニックや病院の中でも理学療法士と一緒になってリハビリや運動療法を積極的にやっているところがありますので、そのようなところをかかられるか、おかかりの整形外科で尋ねられると紹介してもらえるかもしれません。装具については適応や取り扱いなどがわかりませんので、こちらも受診するか電話などで尋ねられるほかないかと思います。
- 相談者41歳/男性
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ありがとうございました。
リハビリテーション科がある整形外科を探して受診してみようと思います。