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- 足の爪が白くなったために、2週間前、総合病院の皮膚科を受診しました。
爪か...
足の爪が白くなったために、2週間前、総合病院の皮膚科を受診しました。
爪か...
医師への相談
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相談者:41歳/男性
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相談日:2015年08月08日
- 相談者41歳/男性
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足の爪が白くなったために、2週間前、総合病院の皮膚科を受診しました。
爪から真菌が検出されましたが、一般的な水虫の菌ではなく、Acvemoniumspp(アクレモニウム)であることが判明しました。
爪白癬治療剤である「クレナフィン爪外用液」を処方されましたが、処方医自身が、「アクレモニウムに効くというデータが無いので効果は保証できない」と言っていました(表現はもっと婉曲的でしたが)。
自分でもネットで調べてみましたが、「アクレモニウムは免疫力が低下した患者で感染が見られることが多い」程度の情報しかありません。
爪白癬の治療においては年単位の時間がかかると聞いております。
年単位で治療を続けて、しかし「やはりアクレモニウムには」効果が無かった、という結果では費やす時間やお金に見合いません。
アクレモニウムによる爪感染症に対する、エビデンスレベルの高い治療方法についてご助言をいただけます
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1. 安易に「主治医・専門医に相談して下さい」で回答を済ませないで下さい。それができないからインターネット相談を利用しているのです。
2. 規約や医師法の恣意的な誤解釈を盾に回答を回避しようとしないで下さい。
3. 例えば眼科疾患に関する相談に対して、「私は眼科医ではないので十分な回答はできません」という言い訳はしないで下さい。全科の質問を1人でカバーするという条件を承知して専門家を務められているはずです。わからなければ調べて回答して下さい。「それは大変ですね。眼科を受診して下さい。どうかお大事になさって下さいね」といった簡素な回答は求めていません。
4. 専門家に専門性が高い回答を求めることは当然です。表面的な回答でお茶を濁そうとはしないで下さい。
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医師からの回答
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現状においてアクレモニウムによる爪感染症のデータの集積がなく、治療に関してもエビデンスに基づいたデータがありません。
一般的に爪白癬の治療薬(内服薬、外用薬)は白癬菌(トリコフィトン属)、カンジダ菌に対しての効能を検証されているものがほとんどです。
おっしゃる通り、爪白癬の治療では、特に外用薬での治療ですと、白癬菌であっても年単位の時間がかかります。
それに加え、抗真菌薬内服後にアクレモニウムが検出されたという報告(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmm/52/0/52_0_114/_article/-char/ja/)もあり、効果はあまり期待できないかもしれません。しかしながら、内服治療ですと肝機能障害などの副作用の可能性もあり、外用薬はそのようなリスクがなく試せる治療ともいえます。
- 相談者41歳/男性
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残念ですが、このまま様子を見るほかは無いようですね。
説得力あるご回答ありがとうございました。
良い意味で開き直って治療を続けてみようと思います。