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- 旦那が痛風になりました。
肥満ではなく、体質遺伝のようです。
痛風にいい...
旦那が痛風になりました。
肥満ではなく、体質遺伝のようです。
痛風にいい...
栄養士への相談
- 相談者女性
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旦那が痛風になりました。
肥満ではなく、体質遺伝のようです。
痛風にいい食べ物ってなんですか?
また、飲酒後に摂取したほうがいいものはありますか?
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栄養士からの回答
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こんばんは。
ご相談ありがとうございます。
旦那様が体質遺伝の痛風なのですね。
血液中に尿酸が増えると、溶けきれなくなった尿酸が結晶となって、体のあちらこちらにたまり痛みを起こします。これが痛風ですね。
積極的に摂りたいのは、水分とアルカリ性食品になります。
水分をたくさんとって、尿と一緒に尿酸を排泄しましょう。
ただし、アルコールは利尿作用があるので水分にはならずむしろ逆効果ですので、水分は水やお茶でとるようにして尿と一緒に尿酸を排出しましょう。
アルカリ性食品の摂取も大切です。
尿が酸性に傾きやすくなります。尿が酸性に傾くと、尿酸がとけにくくなります。
尿をアルカリ性に傾ける食品をとって、尿酸を溶けやすくしましょう。
(ひじき、わかめ、昆布、ホウレン草、人参、ごぼう、さつまいも、じゃがいも、バナナ、里芋、キャベツ、大根、かぶ、なす、グレープフルーツなど)
積極的に摂る食品に加えて、尿酸のもととなるプリン体を多く含む食品は控えましょう。
レバー類(210~320mg/100g)、白子(300mg/100g)、一部の魚介類 エビ、イワシ、カツオ(210~270mg/100g)が上げられます。乾燥品である干椎茸や魚の干物は水分量が減っているため相対的に高い数字になるので、原材料と比較すると良いでしょう。近年、健康食品ブームですが、その中に多量のプリン体を含む(400~21500mg/100g)ものがあります。
食事で気を付けたいポイントとしては、魚類も比較的プリン体を多く含みます。とくに卵などに多いので、魚を食べるときはなるべく卵は除いて食べるようにしましょう。魚も煮て調理するのがおすすめです。
プリン体は煮ると煮汁に溶け出します。肉類は比較的プリン体を多く含むので、とくに痛風発作がある方は、肉は煮て調理し、煮汁は飲まないようしましょう。
最後に、お酒自体にプリン体が含まれていますので、できればアルコールは控えて下さい。
(ビール>日本酒>その他のお酒 の順でプリン体があります。)
アルコールが分解されるときにできる物質が、尿酸の排泄を妨げます。
もしアルコールを摂取した場合は、水やお茶などの水分を多めに摂るようにしましょう。
お役に立てると幸いです。
お大事になさってください。