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のどが痛くて市販の「ぺラックT錠」を服用しました。 飲んでから注意書きを読むと...

薬剤師への相談

相談者36歳/女性
のどが痛くて市販の「ぺラックT錠」を服用しました。
飲んでから注意書きを読むと、「甘草(カンゾウ)又はその主成分グリチルリチンを含有する内服薬を服用している場合は服用しないこと」と書かれているのですが、毎日桂枝加竜骨牡蠣湯を飲んでおり、ツムラの桂枝加竜骨牡蠣湯の成分を確認したところ、日局カンゾウ 1.0g とありました。

また、加味帰脾湯も飲んでいます。よく調べるとカンゾウが含まれているようでした。


これは併用してはいけないということでしょうか・・
また、併用した場合具体的にどういった症状が懸念されるのでしょうか。

宜しくお願い致します

薬剤師からの回答
こんばんは。ご相談ありがとうございます。

おっしゃる通り、甘草を含む薬剤の併用は注意が必要です。
甘草1g当たりグリチルリチンは約40mg含まれていますが、1日の上限値はグリチルリチンとして300mg(甘草として7.5g)となります。

ペラックT錠にはグリチルリチンが198mg含まれているようです。加味帰脾湯は甘草1gですので、すべて合わせても上限値は超えていないようです。

ちなみに、甘草を摂りすぎますと、偽アルドステロン症という、浮腫、高血圧、低カリウム血症などを引き起こすことがあります。
ペラックT錠は長期間服用する薬ではありませんし、あまり心配されなくても大丈夫だと思いますが、上限値はあくまでも目安で個人差がありますので、服用中は上記のような症状が出ていないか(浮腫がご自分で一番わかりやすいと思いますが)注意してみて下さい。
相談者36歳/女性
とてもわかりやすくご説明いただき、ありがとうございました。


改めて確認しましたところ、医療用の桂枝加竜骨牡蛎湯(ツムラ26)はカンゾウ2.0g、加味帰脾湯(ツムラ137)はカンゾウ1.0gが含まれているようですが、グリチルリチンとしては120mgということになるのですね。300mgを超えないように気をつけたいと思います。


桂枝加竜骨牡蛎湯や加味帰脾湯を服用する以前から、時折ふくらはぎ、太もも、(稀に腕も)などが筋肉痛のような痛みに悩まされることがあり、ロキソニンテープでしのいでいたのですが、ここ最近またふくらはぎや太ももが痛くて眠れなくなりました。


桂枝加竜骨牡蛎湯と加味帰脾湯を飲んで1ヶ月なのですが、低カリウム血症とは関係ないものでしょうか・・・。一時的なもので、2、3日もすれば良くなるので、良くなるとすれば風邪などのウイルスに感染して痛みが出ていると思えば良いでしょうか。

何度も申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
薬剤師からの回答
筋肉痛のみでははっきり判別できません。
便秘や悪心などの症状が合わせて出たり、また筋肉痛が続く場合は医療機関に相談なさっても良いとは思います
よろしくお願いします
相談者36歳/女性
ありがとうございました。