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2ヶ月に頸椎症性脊髄症にて椎弓形成手術を受けました。術前に手の痺れや指の動かしず...

医師への相談

相談者45歳/男性
2ヶ月に頸椎症性脊髄症にて椎弓形成手術を受けました。術前に手の痺れや指の動かしずらさはありましたが、肘や肩は上がっていました。術後指は動くようになりましたが逆に肘、肩が上がらなくなりました。主治医からは2ヶ月もすれば大抵あがりますよと言われていますが不安でなりません。実際上がるようになるのでしょうか?
医師からの回答
御相談有難うございます。

当方は整形外科医ではないのですが、患者として整形外科で色々と手術を受けており、自身の感覚と執刀医の先生の軽い返事とのギャップに不安を覚えたりイライラしたことも何度もありますので、不安なお気持ちお察し致します。

頸椎の術後は、術後のネックカラーでの固定期間にもよりますが、一時的に首~肩の筋力が落ちますので、そのために肘や肩が上がりにくくなる方がいらっしゃるようです。また、術後の痛みや安静のために筋肉が硬くなってしまって可動域が落ちることもあるようです。

リハビリや、徐々に元の生活と同じように動いていく中で筋力が戻り、次第に回復される方が多いようですので、主治医の先生の言葉を信じて様子を見られるのがよいかと思います。退院されて、既にリハビリが終わっているようでしたら、主治医の先生にお願いして、もう暫く理学療法士の先生の指導下でのリハビリをさせてもらうのも良いと思います。

ただ、何度も入院していると、当初言われていたように改善しない方をお見受けするのもまた事実です。(当方もその状態です。)人間の身体は、痛みや動かしづらさなどがあると、他の所が代償してどうにかバランスを取ろうとするので、術前の手の痺れや指の動かしづらさのために、元々肘や肩がカバーしようと不自然な使い方をしていた可能性もあります。そうすると、手術によって状況が大きく変わったため、無理やりバランスをとろうとしていたところが崩れてしまって、今はまた新たな術後の状態に身体が順応しようとしている時期なのかもしれません。そうした微妙なところは、理学療法士の先生の方がよく把握してくださることが多いです。

レントゲンやMRI等の画像検査ではっきりした異常が無いと、様子を見ましょう、そのうち治ります、の一辺倒で流されてしまうことがありますが、患者経験から言えることとして、術後の微妙な感覚は、どんなに手術経験の豊富な先生でも、実際に経験した患者程には分からないということです。

2カ月もすれば・・・と言われていた時期ですので、まだ治らないのかと不安に思われるのは当然のことです。確かにもっと長い時間をかけて緩やかに良くなる方もいらっしゃいますが、主治医の先生にいまいちど不安な気持ちを伝えてみてよい時期だと思います。もしそれで、納得できる答えが得られなければ、一度セカンドオピニオンを聞かれるのも良いと思います。

参考にして頂ければ幸いです。早く、症状と不安な気持ちから解放されますようお祈りいたします。
相談者45歳/男性
理学療法士と相談し、気を強く持ってリハビリに頑張ります。主治医への相談、セカンドオピニオンの活用もしてみます。ありがとうございました。