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- 1週間ほど前から抜け毛に悩んでいます。
去年の10月末に無菌性髄膜炎で入院し、...
1週間ほど前から抜け毛に悩んでいます。
去年の10月末に無菌性髄膜炎で入院し、...
医師への相談
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相談者:26歳/男性
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相談日:2016年02月07日
- 相談者26歳/男性
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1週間ほど前から抜け毛に悩んでいます。
去年の10月末に無菌性髄膜炎で入院し、その時の検査でB型肝炎とHIVに感染していることがわかりました。
現在、通院をしていますが、まだ治療は開始していないので薬も飲んでいません。
B型肝炎やHIVに感染したことで抜け毛が起こるというのはあるのでしょうか?
また、最近仕事でのストレスや人間関係によるストレスがあるのですが
それは関係しているのでしょうか?
一応、現在の頭頂部の画像をつけておきます。
回答よろしくお願いします。
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医師からの回答
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御相談有難うございます。0時~9時までの御相談は時間外のため、翌朝9時からのシフトの者が順にお答えする形となっております。返答が遅れ申し訳ありません。
まず最初にお断りしておきますと、当方は頭髪のトラブルに対する専門家ではございません。当システムでは、ご案内にありますように専門科を指定しての御相談には対応しかね、各シフトの担当の者が、分かる範囲でお答えする形となっております。ですので、参考程度にして頂ければと思います。
まず、既に御存知かもしれませんが、頭髪は2~6年間の成長期(初期・後期)、2~3週間の退行期、3~4カ月の休止期から成るヘアサイクルによって代謝しています。通常は全体の80~90%が成長期で、休止期は10~20%、初期成長期の時に、新しい毛髪が生えると同時に古い毛髪が抜けるとされており、1日に抜ける抜け毛としては100本以内であれば心配ないようです。
御相談者様のように若い方の抜け毛が増える時は、何らかの影響でこのヘアサイクルが短くなってしまっていると考えられています。(今週、東京医科歯科大の難病研究チームが、特殊なコラーゲンが関わっていることを発見したとニュースで話題になっていましたね。)
原因としては、心身のストレスや薬剤(抗がん剤など)が考えられております。御相談者様の場合、B型肝炎やHIVに関しては、まだ薬も使っていない(治療を急ぐ状態ではない)ということですので、むしろ身体的な要素としては、無菌性髄膜炎自体が、身体に対する大きなストレスとなっていた可能性があると思います。本来のヘアサイクルは上記のように長いので、原因が生じてから実際に抜け毛が増えるまでには少しタイムラグがあることが十分に考えられます。
あとは、ご自身でも仰っている通り、精神的なストレスが影響している可能性もあります。
一般的には新しい毛髪が生えてくる部分である毛根・毛包が健康的な状態となるように、地肌ケア用のシャンプーなどを使い、シャンプーや整髪料が残らないようにしっかりとすすぐこと、頭皮のマッサージをして血流を改善すること等が有効と考えられています。
その上で市販の育毛剤を使うのも手ですが、最近はAGA外来という薄毛や脱毛の治療を専門とする診療を行う施設が増えていますので、お近くの施設を探してみるのも良いと思います。AGA外来がお近くで見つからない場合は、一般的な皮膚科でも大丈夫です。
今後、B型肝炎やHIVの治療・経過観察で通院されることと思いますが、薬の相互反応等も考慮する必要がありますので、かかりつけの病院に皮膚科があれば、そこで相談してみるのが最もスムーズかと思われます。
以上長くなりましたが参考にして頂ければと思います。
- 相談者26歳/男性
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ありがとうございました