- 相談者女性
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おたふくかぜが流行っている為お聞きします。
私は、現在授乳中です。
住む地域でおたふくかぜが流行っている様で、心配しています。私は、小さい頃も含めおたふくかぜをまだひいていません。
今から接種するなら、採血をうけて抗体検査すべきか直接打つべきかどちらでしょうか。
娘と共にインフルエンザが治りかけているばかりであまり病院にもいきたくないんですが…。
娘はおたふくも1回目は接種しました。
接種後いつからこうかがでるものでしょうか。
- 医師からの回答
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御質問ありがとうございます。
インフルエンザにかかられていたのですね。大変でしたね。
抗体検査後に免疫がなければ、予防接種を受けるという
形が本当はベストかもしれませんが、
抗体検査費よりも予防接種の方が安いので、
検査なしに予防接種をすることを提案される
医師も多いと思います。
どうするかは
ご自身で判断されると良いかと思います。
ちなみに、予防接種の料金は、
全国一律というわけではなく、
地域や病院によってもばらつきがあります。
平均的にみると、6000円~8000円程度に
なるかと思います。
検査費用についても5000円程度(病院によって異なる)は
見ておいた方が良いでしょう。
初回の接種時には抗体を産生するのに必要な期間は、おおよそ2週間とされています。
全く今までその病原体に触れていなかった場合は、身体に入ってから免疫力がつくにはこれくらいの時間が必要なのです。
もし保育園や幼稚園、中の良い近所のお友達がおたふくになった…とわかってから接種しても、効果は殆どありません。
例外として水疱瘡は緊急接種といって、接触がわかってから72時間以内に接種すると発症の率を下げたり軽症で済むと言われています。
おたふくの場合は緊急接種を有効とする研究はありませんので、おたふくが好発する年齢である2歳までに抗体を付けておきたいですね。
おたふくかぜワクチンは1歳を過ぎたら接種が可能ですから、2歳になる前に接種しておくのがベスト。
水疱瘡は定期接種となりましたが、1回目の水痘ワクチンと同時接種しても良いでしょう。
お大事に。
- 相談者女性
- 逆に、抗体検査をせずにおたふくの予防接種をした場合デメリットは何かあるんでしょうか。
- 医師からの回答
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デメリットは、いま免疫抑制剤をお使いになられているような場合は
抗体がつきにくいこと、細菌性髄膜炎というものがあります。
細菌性髄膜炎は、接種後およそ3週間前後に現れる人がいます。
その場合、発熱や嘔吐、一部の人に耳下腺の腫れなどがみられます。
数千人に1人の割合です。
ワクチンを接種後、16日前後で発熱や嘔吐、不機嫌が続いたら医療機関へ受診してください。
- 相談者女性
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先生、子供はもう打ち終わりました。
今は、私の接種のご相談なんですがそれでも今のご回答で大丈夫でしょうか。
よろしくお願いします
- 医師からの回答
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大人も同様です。
お大事にしてください。