- 相談者30歳/女性
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舌小帯短縮症の10ヶ月の息子がいます。
完母ですが、授乳や日常生活には全く問題がなく最近になって気がつきました。
今後の発音障がいを心配しています。
今日総合病院の小児外科を受診し、手術を勧められました。派手にくっついているらしく、全身麻酔で数日間入院し、舌小帯を切って伸ばす?と聞いています。
帰宅し調べてみると、同じ病名でも歯科や耳鼻科で処置を受けている赤ちゃんもいて、麻酔なしのレーザー治療や局所麻酔の日帰り治療など色んなケースがあるようでした。
処置を行う科によって、術式は色々あるのでしょうか?
今のところ一歳を過ぎてから手術の予定で、三ヶ月後に再診の予定です。
手術の前に、歯科や耳鼻科にも見せに行ったほうがいいでしょうか?
- 医師からの回答
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舌小帯短縮症とのことでご心配ですね。
治療方法についてはお調べのとおり色々あります。
手術は古典的ですが確実な方法です。その一方でレーザーなど新しい治療法が出てきています。また、患者さんの負担軽減のため可能であれば局所麻酔や日帰り手術を行うこともあります。
手術かレーザーか、全身麻酔か局所麻酔か、入院か日帰りかは最終的には症状の程度によって決まります。しかし、レーザーなどの低侵襲治療はできる施設とできない施設があります。レーザーの機械がない場合や医師が新しい治療法に慣れていないなどの場合です。そのため、処置を行う科によって方法が異なるというよりも施設や医師によって異なる場合があります。
手術や麻酔の方法も大切ですが一番大切なことは症状が完治して後遺症が残らないことだと思います。本日受診された小児外科の先生になぜ入院して手術をする必要があるのか、レーザーなどの低侵襲治療ではいけないのかをお尋ねになるのがよいと思います。
もし、小児外科の先生に聞きにくいのであれば歯科や耳鼻科の先生にお尋ねになるのも一つの方法だと思います。
- 相談者30歳/女性
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ありがとうございます。とても分かりやすい説明で、少しスッキリしました。
そうですね。息子の症状から全身麻酔や入院を勧めて頂いてると思うので、その先生に聞いてみるのが一番ですね。
もう一度お話を聞きに受診して、一番負担が少なく完治する方法を選びたいと思います。
あと……
手術までの三ヶ月間、舌をべーっと出すトレーニングをするように言われているのですが、他にトレーニングとしてご存知な方法がもしありましたら教えて頂けると幸いです。
- 医師からの回答
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術後に舌がより動き易いように、筋肉が縮こまらないようにということでのトレーニングだと思いますが、トレーニングの具体的な方法についても、より詳しく主治医の先生にお尋ねになっていいと思いますよ。
・なぜ/何のためにやるのか?
・やらなかったらどうなるのか?
を聞いてみると、どんなトレーニングをしたらいいかが、見えてくるかと思います。
10か月ですので、遊びながら、食事に絡めながらなどアレンジできたらなおいいですものね。
術前だけでなく、術後にも舌の動きのトレーニングがあると思います。口腔リハビリ科などで言語聴覚士によって、舌の機能訓練や発音トレーニングをするかもしれません。
次回の受診の時に、術後のことについても聞いてみると、よりイメージが湧きそうです。
息子さんが最良の手術を受けられて、ご心配がなくなるようお祈り申し上げます。
また疑問なことがあったら、お気軽にご相談下さい。
- 相談者30歳/女性
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ありがとうございました。
色々整理できて、少し落ち着いた気がします。
また心配事がありましたら相談させて頂きます。