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現在7週4日の妊婦です。体外受精による妊娠なので、週数にズレはないと思います。 ...

医師への相談

相談者36歳/女性
現在7週4日の妊婦です。体外受精による妊娠なので、週数にズレはないと思います。

以下が、今までの経過です。

3/23 凍結胚盤胞移植
4/4 判定日 血中hcg460くらい
4/11 5週3日 胎嚢のみ 11.5mm 確認
4/18 6週3日 胎嚢21.1mm、卵黄嚢、胎芽(小さすぎて計測できず)確認
4/26 7週4日 胎芽5.0mm、心拍確認

標準サイズからすると、胎芽がとて小さく感じます。
主治医も、この時期だと10mmは欲しい、と言っていました。
また、胎芽が見えにくい場所にある、とも言っていました。
心拍の強弱は、私の目から見てもわかる程度です。

一応心拍は確認できたものの、今後正常に成長する見込みは
あるのでしょうか。
第一子の時は、同じ週数で胎芽が13mmあったので、とても不安です。

ホルモン補充期の移植で、ルトラールを服用しエストラーナテープを
貼っています。
出血は今のところなく、つわりは吐き気、食欲なし、など普通にあります。

ご意見、よろしくお願いいたします。
十倉 陽子先生からの回答
ご相談ありがとうございます

判定日のhCGはかなり高く、ここまでは経過良好な印象です。
ただし書いていただいている通り、本当に正確に胎児や胎嚢、卵黄嚢の測定できているとすると6週、7週でのそれぞれの診察のご様子は少し発育が遅れている印象です。流産の可能性も残念ながらあるかもしれないと思われます。
ただ、多くの患者さんはほぼ週数の平均の発育状態で進まれるのですが、とてもゆっくりとした発育であってもご出産までたどり着かれる方がおられますので、初期の発育のみではわかりきらない部分もあるかとは思います。

もう一点、救いなのは主治医の先生の見えにくい場所にあるというお言葉でして、胎児の発育が正常であっても子宮の角度(個性として後ろに傾いている方、筋腫などがあってその奥の胎嚢の中身が見えにくい、など)によっては胎嚢や胎児を観察しにくい場合があります。胎児が小さい間は特に観察困難でして、大きくなってくると問題なくなってきます。

以下2点お答えできそうでしたら教えてください。

卵黄嚢のサイズなどは測定されていますでしょうか、、、4mmを超えて5mm以上で見えているようであればあまり予後は良くないことがほとんどとなってしまいたす。
お一人目も体外受精でのお子さんでしょうか。その時もルトラールとエストラーナのみでしたでしょうか。膣座薬などによる黄体補充はされましたでしょうか。
相談者36歳/女性
ご回答、ありがとうございます。

現状については、よく理解できました。

お尋ねの件ですが、卵黄嚢のサイズは測定していませんが、
エコー写真を見る限り、胎芽よりは小さいです。
一人目も体外による妊娠、出産です。4年前のことです。
その際もルトラールとエストラーナのみでした。

十倉 陽子先生からの回答
お一人目も体外受精なのですね。その時も同じ黄体補充で問題なかったとなると、今回黄体補充が不十分で現在の発育状態になっている可能性は低いと思われます。

卵黄嚢のサイズは一般的に必ず測定されるものではありませんので今回測定されていないことは致し方ないと思います。 5ミリの胎児を加えていないと言う事ですので6ミリ7ミリあると言うような大きさではないかと思います。現在お腹の中で育っている赤ちゃんに染色体異常があるのかないのか確実に知る術はありませんが、もし染色体異常がなく、ただ発育が若干ゆっくりなだけである場合、赤ちゃんのためにしてあげられる事は十分に睡眠をとったり、きちんとお食事を召し上られるということにつきます。

結果がよい方向に向かわれることを願っております。
相談者36歳/女性
ありがとうございます。

今日、念のため他院で検査してもらったところ、
心拍は見えたものの胎芽の大きさはほとんど変わっていませんでした。

機器の違い、見えにくさを考慮しても、これはかなり厳しい状況ですよね。。。

もし、今回残念ながら流産となると、前回の移植に続き連続の流産
なのですが、不育症の可能性も考えられますでしょうか。
前回は、7週で胎嚢しか見えず、流産でした。
十倉 陽子先生からの回答
計算上は8週に入られておられているにもかかわらず大きさが変わらないとなると、今回の後妊娠の継続の見通しはやや難しくなったのではないかという印象を抱きます。

今回流産してしまった場合、これで2回目の流産ということになります。
定義上は不育症に含まれてきます。ただし、不育症の原因の多くは偶然起こってしまう染色体異常です。今回の原因がそうであったのかどうかは流産手術の時の絨毛の染色体検査が必要です。

染色体異常でなかった場合にはその他のホルモン、免疫、血栓傾向の異常、お二人のうちのいずれかの染色体異常など、、、が流産の原因となっていることがあるので、こちらを血液検査で調べられる方もおられます。2回の流産でも検査を受けられるかどうかは主治医の先生とのご相談が必要になります。