- 相談者28歳/女性
-
先日も相談させて頂きました。後期のスクリーニング検査で胎児の軽度三尖弁逆流が見つかりました。
初期、中期でも見られなかった三尖弁逆流ですがなぜ後期にみられたのか?先生に話を聞いてみまさした。
初期に三尖弁逆流が見られた場合と後期に三尖弁逆流が見られた場合では意味がちがってくると言われました。初期に見られる三尖弁逆流は心奇形を予測させるものだが、後期の場合、軽い右心負荷がかかり逆流してるのでは?ということでした。
1.軽い右心負荷 とはいったいどういうことでしょうか??
2.先生もそう思いますか?
-
藤東 淳也先生からの回答
-
初期に認められなく、後期になって三尖弁逆流が見られたということで、それ以外の心臓に関する異常がないのであれば、重篤な心奇形は考えにくいと思います。三尖弁は右心にあるべんですので、逆流が起こっているのであれば右心負荷がかかっていることは想像できます。
現時点で、重篤な心奇形などが考えにくいのであれば、経過を見てゆくことになると思います。
- 相談者28歳/女性
-
ありがとうございます。
それ以外の心臓の異常としては高輝度エコーはあります、カルシウムの石灰化らしいです。
右心負荷とはどんな状況ですか??
右側の心臓の部屋だけに負担がかかってるということですか??
-
藤東 淳也先生からの回答
-
高輝度エコーは所見であり、明らかな異常ではありません。
胎児の心臓は左心と右心が通じているため、右心負荷になる状態は、左心より右心に血液の流れがあるのかもしれません。左心と右心の血液の流れは正常でも必ずあるものです。右心負荷がすすんでくると心配ですが、今後、経過を見てゆくことになるのだろうと思います。
現時点で、軽い三尖弁逆流のみであれば、深刻なことではないと思います。
- 相談者28歳/女性
-
mild TRとの記載があり、先生も少し逆流が見られる程度と話されていたのでたぶん軽度なんだと思います。。これからが心配ですが…。
正常児では1パーセントにしか見られないとネットに書かれていました。ということは染色体や何かの異常児である可能性のほうが圧倒的に高いということなんでしょうか??
また、出産までに逆流が治ることもありますか??
-
藤東 淳也先生からの回答
-
軽度の三尖弁逆流のみでは、染色体や何かの異常児である可能性のほうが圧倒的に高いことはありません。
今後、逆流がどうなるかは、様子を見ていかなければわかりませんが、自然に治ることもあります。