- 相談者24歳/男性
-
はじめまして。
5歳になるミックス長毛種(見た目はサイベリアンに近い感じです)の猫を飼っているのですが、季節の毛の生え変わりごとに毛が長く・密度も多くなっている気がします。
夏場などだいぶ暑苦しそうで、ブラッシングをしてあげてもどうしても毛玉ができてしまい、毛が長くなるとさらにそうしたことが多くなりそうで心配しています。
とくに健康上の不安などがあるわけではないのですが、なにぶん長毛種の猫を飼うのがはじめてなので、毛の伸びに戸惑っています。
このままずっと長くなっていくものなのでしょうか?
-
後藤 大介先生からの回答
-
こんばんは。ご質問ありがとうございます。不安なお気持ちお察しいたします。
基本的には、猫の毛の量が都市とともに増えていくということはありません。また、被毛の長さもその子その子で決まっており、年とともに長くなるということはありません。
実際に診察していないので推測にはなってしまいますが、本来自分のグルーミングで抜けるはずの毛が、グルーミング不足により抜けずに固まってしまっている状態ではないかと思います。そのままの状態だと毛球になってしまい皮膚のトラブルの原因になる可能性があります。
できるだけブラッシングをこまめに行い、本来抜け落ちる毛がなくなるようにしてあげてください。長毛の子では、ブラッシングをしないと抜けるはずの毛が抜けずに溜まっていってしまうことは珍しいことではありません。
ただし、今すでに毛球になっている毛に関しては、ブラッシングではどうしようもない可能性があります。その場合には、早めにトリミングや動物病院で相談して置いた方がいいでしょう。小さな毛球であれば簡単に取れますが、大きな毛玉の場合、麻酔や鎮静をしないと取れないこともあります。トリミングなどでは猫はできないと言われることもあるので、まずは電話で処置ができるかどうかを聞いてもらった方がいいでしょう。
- 相談者24歳/男性
-
こんばんは。素早いご返答ありがとうございます!
そうだったのですね!
年々生え変わりのたびに冬毛から夏毛の生え変わりのときは冬毛との差が小さくなってるようで、逆に夏毛から冬毛の際には毛が増える量が増しているようで、伸びる一方のように感じていたのですが、生え変わりをそう感じているだけのような気もしてきました。
写真で2年ほど前のものをつけてみたのですが、このころからかなり伸びているので、毎年伸びるものだとばかり思ってしまいました。
毛玉については毎日1回以上ブラッシングはしっかりしているのですが、どうしても脚の付け根の部分には小さな毛玉ができてしまいやすいです。
小さい段階でほぐすか、どうしても解せない場合は先の丸まったハサミで慎重に切るようにしています(爪切りは嫌がるのですが、毛玉を切るときはおとなしいのでなんとか切れています)
なるべく毎日ブラッシングの際に触って毛玉になっていないか確認するようにはしているのですが、ワキ以外にも毛玉になりやすい箇所があれば教えてください。
また、毛玉ができてしまった場合の対処もいまの対処であっているか知りたいです。
-
後藤 大介先生からの回答
-
確かにこの写真を見ると、伸びているように見えますね。
ただし、年とともに毛が長くなるという子とはないので、やはり落ちきらない毛が溜まってしまうせいで長く見えるのではないかと思います。
ブラッシングスプレーなどを使うと多少はもつれが取れやすく、毛球や毛の量がましになる可能性があります。
それから毛球になりやすいのは、
脇
太もも周り
耳の下
首回り
などです。
毛球の対処法はそれで問題ないですが、がっつりついてしまった場合には麻酔などをかけないと動物病院でも難しいことがあります。基本的にはうまくもつれをほぐしつつ、取れない毛球は皮膚を切らないようにバリカンもしくははさみで切っていきます。
- 相談者24歳/男性
-
ありがとうございます!
×毛が伸びている
○毛が溜まっている
というのは発見でした!
ブラッシングスプレーも試してみたいと思います!
耳の下も盲点だったので、今日からよく見てみるようにしますね。
どうしても毛玉が取れないときはちゃんと獣医さんに相談しようと思います。
丁寧に解説していただき、大変勉強になりました。
ありがとうございました。