- 相談者28歳/女性
-
私は精神科で中等度MR(FIQ43 VIQ54 PIQ45)ミユンヒハウゼン症候群、神経性過食と診断されました。
中等度MR、ミユンヒハウゼン症候群とはそれぞれどのような病気なのでしょうか?
また中等度MRと発達障害は違うのでしょうか?
またそれぞれどのような治療方法がありますか?
-
医師からの回答
-
ご相談ありがとうございます。
MRとはmental retardationの略で、知的障害・精神遅滞を指します。
MRと発達障害の違いについてですが、MRの原因は、例えば頭のケガや脳の感染症などでも起こります。
発達障害はMRを引き起こす原因の一つですが、発達障害であってもMRはない人もいます。アスペルガー症候群や高機能自閉症と呼ばれる状態では、知能は人並み以上であることもあります。また、発達障害は生まれつきの脳の問題によって起こると言われています。
ミュンヒハウゼン症候群とは、周囲の関心を引くために病気を装ったり、自傷行為をするような場合に診断されます。
MRについては、具体的に日常生活や仕事のどのような場面でどのように困っているかを分析し、不自由さをなくすよう工夫していくことになります。周囲にも自分がどのように困っているか、何ができて何が不得意かを伝えることで、適切な手助けが得られることがあります。MRと一口で言っても、人それぞれ困っていることが違うので、その人の状況や年齢に応じた手助けが必要です。
発達障害とMRは違うと申しましたが、発達障害については近年大人になってから診断される方も増えており、「大人の発達障害」「発達障害と仕事」といった本も多く出ています。こういった本の内容はMRの方にも通じる部分があると思います。
ミュンヒハウゼン症候群については、カウンセリングや不安を和らげるようなお薬での治療になっていくと思われます。
- 相談者28歳/女性
- ミユンヒハウゼン症候群はこの先も精神科の定期受診は必要でしょうか?
-
医師からの回答
- 症状や原因、経過が人によって異なりますので、「何年間、何か月おきに受診しなければならない」というような一律の決まりはありません。症状が強く、自傷がやめられないような場合は入院が必要になることもありますし、ほとんど症状が出ない状態であれば定期受診は必要ない場合もあります。
- 相談者28歳/女性
-
私の場合は精神遅延と知的障害が両方あると言うことでしょうか?
頭の外傷はありません
-
医師からの回答
- 精神遅滞と知的障害はほぼ同じ意味です。精神遅滞は医学用語、知的障害は学校などの場面で使用される言葉です。
- 相談者28歳/女性
- ありがとうございました