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昔は乗り物酔いは全くなかったのですが、去年あたりから、特に山道はムカムカと気持ち...

医師への相談

相談者36歳/女性
昔は乗り物酔いは全くなかったのですが、去年あたりから、特に山道はムカムカと気持ちが悪くてたまりません。
次回からは薬を服用する予定でいますが、どうして今までは乗り物酔いしなかったのに、急にする様になったのでしょうか?自律神経等の病気でしょうか?加齢とも関係はありますか?
1度そうなると一生乗り物酔いとの付き合いになりますか?
医師からの回答
乗り物酔い、つらいですよね。ご相談ありがとうございます。
乗り物酔いは、動揺病といって目からの情報と平衡感覚をつかさどる三半規管という耳で感じた動きの情報にずれが生じたときに起こります。このずれが自律神経に働いて吐き気などを起こします。
山道や急ブレーキなどは乗り物酔いを起こしやすいですし、また睡眠不足や空腹も増悪因子の一つです。乗り物にのるとまた酔ってしまうのではないか、という心理的な不安も関連します。相談者さまはこのような状況に思い当たることはありますか?小中学生に多い乗り物酔いは、20代ではいったん減りますが、40歳くらいから徐々にまたふえるので、加齢との関係も多少はあるとは思います。
乗り物酔いを改善するには、空腹や睡眠不足をさけること、服装をゆったりさせて風にあたる、酔うことに意識を集中させないなどの方法があります。また薬の内服も一つの方法ですね。乗り物酔いは、「慣れ」で改善するので上記の方法を試されてみてください。
ただし、これらをすでに試しているけど変わらない場合などは、耳などに何か疾患がある可能性を完全には否定できないので一度耳鼻科で相談されてみてもいいと思います。
どうぞ乗り物酔いが改善するといいですね。お大事になさってください。