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- 93歳の祖母の介護しています。元気な祖母だったのですが、全身に癌がまわっており、...
93歳の祖母の介護しています。元気な祖母だったのですが、全身に癌がまわっており、...
カウンセラーへの相談
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相談者:33歳/女性
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相談日:2014年09月02日
- 相談者33歳/女性
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93歳の祖母の介護しています。元気な祖母だったのですが、全身に癌がまわっており、日に日に弱ってきています。大好きな祖母なので、受け入れられず、毎日泣きながら介護しています。この様子だと、亡くなるのは、もう少しだと思います。でも、どうしても受け入れられません。亡くなったら、ガッカリして、鬱になりそうです。祖母も私も、後悔のないようにするには、どのように考えたらいいのでしょうか?
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公認心理師:小高 千枝先生からの回答
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ご相談者さま
はじめまして
心理カウンセラーの小高でございます。
ご相談内容を拝読させて頂きました。
大好きなおばあさまのご病気のこと。お辛いお気持ちの中、ご自身のお気持ちを素直にお伝えくださりましたね。
大切なご家族は一心同体のようなものですから、介護も精一杯されていることと思います。
日に日に弱っていかれるおばあさまを前にマイナス感情が芽生えてしまうことは無理もございませんが
何よりも介護を頑張り過ぎて、滅入ってしまうご相談者さまを見ることも、おばあさまにとっては悲しいことであると思います。
一緒にいる時間を有意義に過ごすためにも、ご相談者さまご自身の生活を楽しむこと。心が通いあった人間同士、波動があいますのでご相談者さまが笑顔でいるとおばあさまも必然的に笑顔になると感じます。
また、人は皮膚と皮膚の触れ合いに安心感を覚えます。
「手当て」という言葉がありますが手から伝わるぬくもりが相手の方に対して癒しや安らぎを与えるのです。
出来る範囲でそばにいることや、触れ合うこと。特別なことではなくご家族だからこそ出来る事をしてさしあげることが何よりも嬉しいことなのではないでしょうか。
そして、不謹慎なお話になってしまいますが、もしものことを考えてお伝え致します。ご了承ください。
今までそばにいらした方が亡くなるということは受け入れがたいことではす。もしものことがあった場合、人間には心のプロセスを順番にふんでいくことで、お気持ちをたてなおし、少しずつ前向きになれるきっかけを掴むことができます。
「喪の作業」といいます。お亡くなりになられると最初はすぐに受け入れることができません。そして、無意識に涙が出ます。涙を流すことで浄化作用(カタルシス効果)がありますので感情に任せて泣かれることを恥ずかしいことと思わないでくださいね。
心の中にある思いはすぐには拭うことはできませんが、噓をつかずに素直に向き合うことで少しずつ気持ちは晴れていきます。そして、姿が無いことの事実を受け入れ、一緒にいることができた時間に感謝の気持ちが芽生えます。ただし、その間に悲しみはその都度訪れますので、その悲しみは素直にみつめてあげてください。時間がかかりますが、おばあさまを本当に大切さを改めて実感し、おばあさまの孫でよかったと思える時が必ず来ますからね。
梅雨も明け、これからますます暑くなります。
ご家族が元気であることがおばあさまにとって何よりも喜びだと感じます。ご自身のお体も大切になさってくださいね。
心理カウンセラー
小高千枝
- 相談者33歳/女性
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こんなに親身になっていただけると思わず、大変うれしく、大変参考になりました。先生のアドバイスを活かして、これからの介護を精一杯して行きたいと思います。
実は、去年父を亡くしたばかりで、今度は祖母。神様を恨みます。もう、心はボロボロ。
また、こ相談させていただくと思います。また、私の支えになって下さい。よろしくお願いします。