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1:オランザピン5mg,ビペリデン1mgを1日1回処方されています。 (倍量処...

医師への相談

相談者48歳/男性
1:オランザピン5mg,ビペリデン1mgを1日1回処方されています。
(倍量処方 実質180日分)
糖尿病と緑内障の疑いが健康診断で発見されました。中止を想定して主治医に相談したほうがいいでしょうか。

2:病を得てから20数年がたち、幸いその時々お仕事を得ながら毎日を過ごすことができています。こういった心の病は器質因として考え、お薬でコントロールしながら毎日を過ごすことがベストと理解していますが、体重120K手前の体でこの処方は実質飲んでいないに等しいような気も致します。ご見解をお聞かせください。

3:心の病を促進する因子として環境、生活の癖、周囲の無理解なども考えられると思います。日々の生活の上でこういった因子が働くと、別の何か、いわゆるほかの生理的欲求を満たすことにより昇華させるか、自己認識を自己が生存できるように適合、正当化させ毎日の生活を送った結果、病は深刻化し、そして社会からの理解はますます得られず、一般人から離れた思考が備わり、そして強化され、いわゆる精神病質者となり、外部からの介入が必要になることがあると理解してます。幸い下名の場合、生まれ持った気質が異質なのか、極めて強力な環境因子、ストレスを与えられてもうまくバランスをとって生活ができていますが、自己を常にモニターしてセルフコントロールしているつもりでも、他者からは理解できない行動に映り、社会(小集団)から排除される場合もあるかと考えます。こういった場合、所謂認知行動療法は病のコントロール、日々の生活を継続、向上させる効果があるかどうか、有効かお聞かせください。問題の本質は病者が生きる上で何が必要なのか、それは社会からの外部の介入もあるでしょうが、医療者からのご見解をお聞かせいただければ幸いです。器質因である心の病をいわゆる心因からのアプローチ、精神療法で改善できるかどうかも含めご意見をお聞かせください。
井上 智介先生からの回答
質問ありがとうございます。

1:薬を続けることで、糖尿病や緑内障を悪化させる可能性があるので、必ず主治医に相談してください。


2:体重によって薬量は確かに関係してきます。(小児などは明らか)
ただ、薬を飲み始めて状態が安定しているなど変化あれば量は少量であっても効果があることも十分にあります。薬の減量や中止に関しては相談してやってみるのも手ですね。


3:環境因子などによって病状が悪化しているなら、その環境因子を取り除くなどを行うことが最善でしょう。しかし、常に最善の手がとれないのも確かです。そのような時は、自分を守るためにも、自分の認知のクセを変える方法をとる手段の1つとして認知行動療法は効果があります。極端な例では、ひどいパワハラなどで苦しんでいた人が、その会社を辞める方がつらいのではないかと考えて、上手に逃避行動がとれなかった時も、認知行動療法によって、自分の健康が第一だと改めて考えることができて、行動に移せるなどもありえます。

少しでも参考になれば、幸いです。
相談者48歳/男性
必要十分なお返事に感謝申し上げます。